Meets The Rhythm Section by Art Pepper (1957)

2004年10月19日 00:09 | JAZZ

1957年1月17日、いきなり彼はたたき起こされ、何も聞かされないままロスのとあるスタジオに連れて行かれました。彼の名前はアート・ペッパー。2年前、薬物使用の服役を終え出所したばかりの彼が、どんな前夜を過ごしたは定かではありません。濃いコーヒーに薄目を開けた彼の目に前にいたのは、当時西海岸を演奏旅行中のマイルスバンドの面々。レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、そしてフィリー・ジョー。半月ほどまともに演奏もしていなくて、サックスも調子が悪かったというペッパーに火をつけたのは、この他流試合の相手、今をときめく「リズム・セクション」だったのです。(と、かなり勝手な想像も入っていますが・・・)

1曲目、「You'd be so nice to come home to」。この曲を聴くと、もう何の前置きも必要なく、彼がワンアンドオンリーなアルト奏者であることに確信することでしょう。独特の音色と間の取り方、フレーズ。そして、彼が西海岸のJAZZメンであり、また白人であることのアイデンティティ(当時、黒人のJAZZを白人が演奏するのはかなりいろいろ厳しかったらしい・・・)を彼色の艶のある音色にのせたこのアルバムは、度重なる入退院や刑務所暮らしで二分された前期・後期のうちの前期の代表的アルバムと呼ばれる所以なのです。彼の前期代表作の「モダンアート」のクールネス一色とは違い、2曲目以降も続くリズム隊の名演に触発されるかたちで、ペッパーも時に意外なほどのハードな面も見せながら、最後のガレスピー作「Birks Works」まで一気に駆け抜けて行きます。

1957年1月17日、真冬のロスに一箇所、とてもホットな場所があったとさ!


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