Now's the time by The Quartet Of Charlie Parker (1952-53)

2004年10月19日 22:58 | JAZZ

秋です、サックスですは、もういいですか?ああーやってきました、はい、チャーリー・パーカーです。はいはい。パーカーといえば、ガレスピーとともに、40年代に吹き荒れたビ・バップの嵐の創始者として、あるいは「サックスの巨人」としてJAZZの歴史に燦然とその名を残す名プレイヤーです。アルト・サックスのもつ表現力の豊かさ、スケールの大きさ、そして個人に内在するエネルギーをアドリブ(インプロビゼーション)という手法で表現し、これを芸術の域にまで高めた「時代の先駆者」でした。もし、パーカーがこの世に存在しなかったら・・・いつの時代もそうであるように、おそらくJAZZという獣は、ハードバップという怪獣になり、モードやフリー、そして70年代のクロスオーバーという歴史をやはりトレースしたことでしょう。しかし、彼の存在により、変化のエネルギーは一気に満ち、そしてその影響圏からしても、また少し違った方向への展開になったような気もします

パーカーのアルバムをご紹介するにあたり、まずは比較的録音もよく、また彼の持ち味である強烈なアタックとスピード感、そして併せ持つ歌心の聞けるアルバムということでこれを選びました。この辺は、ビ・バップ時代のプレイヤーに共通することかもしれません。とにかく彼らは熱い!

パーカーを一言で表現するなら、「馬のように食らい、魚のように飲み、兎のようにセックスした」ということになります。詳しくお知りになりたい方は、クリント・イーストウッド監督の「バード」という映画(ビデオ)をご覧ください。その桁外れの節操のなさには、明らかに彼の白人社会に対する抗議が含まれており、生きるゆえの激しい情熱を彼独特の超高速のスピードに乗せて表現する。それは、これまでのJAZZのリセットであり、新しい地平線、新しい夜明けを模索する、夜明け前の生みの苦しみのようにも思えます。このアルバムでも、「キム」の目もくらむようなスピード感は、スピード社会の現代から見ても尋常のものではなく、彼の演奏の中では比較的メロディアスな1曲目の「ザ・ソング・イズ・ユー」や、2曲目の「レアード・ベアード」などでも、特にアドリブ部分では、滑り落ちるようなスピード感を味わうことが出来ます。

「キム」や「チ・チ」「レアード・ベアード」など、このアルバムだけでも多くの名曲を作曲した彼。12曲目のアルバムタイトルでもある「ナウ・ザ・タイム」。今、何の時が訪れたのか・・・2年後、終始破滅型であった彼が、この世を去ります。享年33歳。彼の私に残した遺言は、「時代を超えたければ、決して躊躇うな!走れ!スピードを上げて!」

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