LET IT FLOW by Dave Mason (1977)

2005年4月18日 21:37 | A.O.R.

 AOR2枚目は、デイブ・メイソンです。当時私は20歳。確か、まかない付きの学生寮を出て、アパートで一人暮らしをはじめた春先に発売されたアルバムでした。またまた恋愛がらみなのですが、当時文通(懐かしい響きです!)している相手がいて、来る日も来る日も、彼女からの返事を待っては、立ち寄らない郵便屋さんを恨めしく暮らしたものでした。季節はいつの間にか梅雨になり、毎日毎日降り続き関東ローム層に深く染みいる霧雨は、当時のうら若き私の心にも悲しい色の染みを広げていったものです。

 音楽自体は、生粋の西海岸のノリではなく、R&Bをベースにしたリズムであり、デイブ自体のボーカルもとってもアーシーなのですが、オベイションの響きとメロディの清涼感は、当時流行のソフトロックそのものでした。(当時はAORなどという呼び方はありませんでしたので・・・)全曲を通して、ほんのりビターでソウルフルなデイブのヴォーカル、清々しく美しいメロディ、心地好いレイド・バック感に満ちた涼風のようなサウンドが織り成す耳馴染みの良いナンバーが続きます。私のお気に入りは2曲目の「WE JUST DISAGREE」オベイションが響き渡る、タイトルどおりの悲しいお話です。当時「結婚」という言葉の意味が想像できなかった私に、そんな大それた言葉を口ずさませた4曲目の「SPEND YOUR LIFE WITH ME」。5曲目の「TAKIN' THE TIME TO FIND」もスピード感あるカッコよい曲。後述する豪華メンバーが参加した8曲目の「SEASONS」などは、3年前に発売されたクラプトンの「461・・・」を髣髴させる名曲です。そうそう、英国産ボーカルって発音がよくって、結構英語のお勉強になったりするんですよね。同じR&Bでも米国南部の訛りと来た日にゃ・・・

 デイブ・メイソン自体は、もともとはカウンターカルチャーの申し子として、イギリスでJim CapaldiとSteve Winwood率いるR&Bフィーリング満載のロック・グループ、トラフィックのギタリスト兼ソングライターでした。バンド結成からわずか1年でグループを脱退、母国イギリスからアメリカへと移住し、当時のサイケデリックに対峙していたスワンプ・ミュージックに急接近していきます。そして彼のソロ活動のベストアルバムといえるのがこの一枚ではないでしょうか?

 プロデューサーはロック・バンド「Heart」をデビュー8枚目にしてメジャーにのし上げたロン・ネビソン。アー二ー・ワッツがサックスソロを吹いていたり、CSNYの一角スティーブン・スティルス、461でクラプトンのバックを努めたイボンヌ・エリマンがバックコーラスしていたりとゲストも満載の「素晴らしき豊かな70年代」の作品です。ああ、青春は永遠です。

Let It Flow
Dave Mason

おすすめ平均:5
5やっぱりこれかな
5Soft Rock
5研ぎ澄まされた名盤!

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