2005.08.24

COLUMN

「過去・現在そして未来に向けて・・・」

THE ART PEPPER QUARTET (1956)

今日も珍しいことに、社内で一日過ごしました。午前中はとある案件の企画資料収集と整理、午後は社外の方と自社内にて案件に関する打ち合わせ。あとは企画書や見積もりの準備などであっというまに夕方になりました。その後、明日にはこのブログがうちのサイトから公式にリンクされるということなので、CSSのお勉強もかねてレイアウトいじりに数時間。ちなみにうちのサイト自体もプチ・リニューアルするようで、楽しみにしています。

仕事柄、お客様には自社のサイトを持つことをお勧めしているわけですが、うちなんかサイトがなければ会社を説明できるちゃんとしたものが存在しない状態ですから、ことあれば「サイトをご覧ください!」と言えることがなんと助かることでしょう。うちの会社の過去と現在がぎっしり詰まったおもちゃ箱、「ワンダーミックス・ウェブ」。これからは、未来のことも戦略上問題ないものは出してゆきたいですね。そうそう、うちのスタッフからのメッセージを載せる「STAFF Column」も同時に始まりますので、これをご覧いただければ私のつれづれなどよりもはるかにしっかりと、若いスタッフたちの一言一言から、輝かしい未来をすかして見ることができるはずです。誤字脱字排除の訓練も兼ねておりますので、どんどんと手厳しいご指摘もお待ちしております。

今夜からはAのPになります。アート・ペッパーの1枚目は、麻薬によるムショ生活を過ごした後の、一般的に最も彼らしい演奏の聞ける時代の始まりのワンホーン・アルバムです。彼のアルトは独特の音色で、まさしくワン・アンド・オンリー。白人のJAZZミュージシャンにありがちなクールさのなかに、青白く燃える情念のようなものを忍び込ませているがゆえに、わが国でも海の向こうでもファンの多いサックス・プレイヤーです。かくいう私も、一時期彼の解き放つ音色にぞっこんな時代がありました。お勧めは、5曲目の「ベサメ・ムーチョ」ですが、3曲目の「ダイアン」は、当時の彼の2人目の奥さんの名前で、彼女を歌った美しいバラードなのですが、このダイアンという女性は、ペッパーとの愛をつなぐためにその後自らも麻薬に手を染め、何度かの自殺未遂のあと、ガンでこの世を去ります。この手の話に触れるたびに、「生きることも愛することも、一瞬のきらめきが全てであり、それが一枚一枚積み重なってゆくことで人生が形作られ色づいてゆく」という、若かりし頃の持論を思い出したりするのです。ちなみに今日は、ささやかなお誕生日でした。

art_pepper_quartet.jpg

INDEX

CATEGORY

ARCHIVE