2005.09.09

COLUMN

「投票所に行こう!」

BLUE'S MOODS by Blue Mitchell (1960)

週末がやってきました。朝からたくさんのお客様からのメールにあれこれ返信。その後、市内のお客様を訪問。社に戻って雑務に営業会議。来週の予定を確認すると、もうすでにぎっしり。社内の個別案件打ち合わせの時間も、事前にスケジュールに入れなければ取れないほどになってしまいました。こんなことではまずいですよね。TOPはいつでも、何があっても対応できるよう、時間に余裕を持っていなければ・・・いつもはもう少し余裕を持たせるのですが、来週はちょっと厳しい状況です。夜は昨日に引き続き非常勤講師。今日の御題は「e-Business Management」皆さん熱心に受講されていました。こうして、ほどほどの心地よさを伴った疲労感とともに、9月第2週の週末が暮れてゆきました。

さてこの週末は衆議院議員選挙の投票があります。今回の選挙は事前アンケートでは8割近くの人が投票に行くと答えられているそうです。与党の論点が「郵政民営化の是非」という簡潔なものに収斂しているためにわかりやすいと言うか、これまでの選挙のように議員さんや政党を選ぶと言うより、国民投票的な雰囲気があり、余計に行かなければと思っている方が多いせいでしょうか?ぜひともこの数字が「最終投票率」になって欲しいものです。

選挙というのは、私たち国民の民意と言うものを政治に反映させることの出来る数少ない機会であり、また権利でもあります。「たかが自分ひとり、行っても行かなくても世の中変わりゃしない」確かにその通りかもしれません。政治と言うのは霞ヶ関の一部で行われる「政(まつりごと)」かもしれません。しかし、国の政治と言うのは、会社で言えば経営そのもの、決して私たちの生活と無関係などではなく、また私たちが一国の住民として暮らすからには、私たち自らがしなければならない「政(まつりごと)」でもあるのです。盆踊りも大切ですが、選挙も同じように大切なのです。そういう意味からすれば投票に行くと言うのは「権利」であり、また国民としての「義務」でもあると思います。これを棄権したり、寝て過ごすなどはもってのほか。そんな人は、毎日遅刻を繰り返しながら、給料日には「給料が安い」と文句ばかり言うような社員と同じです。もし支持する候補者がいない、政党がないのであれば、どうどうと白票を投じるべきです。皆さん、選挙には絶対行きましょう!投票所がわからない方は、私の携帯までお電話を!(笑)

投票日前の週末、今夜のBGMはブルー・ミッチェルです。ミッチェルといえばホレス・シルバー。シルバーといえば知る人ぞ知るハードバップを代表するピアニスト。その存在は単なるリズム隊のピアニストを超え、多くの名曲を世に送り出し、また「ファンキー」によってハードバップを60年代に引きずっていった御仁。そのシルバーに認められ、彼のバンドを初め、特に60年代初期に当時のハードバッパーのアルバムで数多くの名演を行ったトランペッターです。その辺はシルバー他のアルバムでご紹介するとして、今夜はそんな彼の存在が世に認められ、油ものってきた60年の彼の数少ないリーダーアルバム。ピアノにはウィントン・ケリーという、これまた名プレーヤーがサポートし、ケリーのピアノを聞くだけでもなかなかのアルバムに仕上がっています。もちろん、ミッチェルのペットも素晴らしく、ブラウニーを彷彿させるブライトなトーンで始まる「I'll Close My Eye」や素晴らしい単管のバラード「When I Fall In Love」など、しっかりと聞かせるアルバムになっています。オーソドックスなトランペットアルバムで、かっこいいピアノも聴きたい、そんな欲張りな方に。

bluesmoods.jpg

INDEX

CATEGORY

ARCHIVE