2005.09.16

COLUMN

「常に自らの限界に挑戦し続けよう!」

Passione by Barney Wilen Quintet (1995)

今日は金曜日。今日はゆっくり出来るなぁ〜とほくそえみながら、ふとシステム手帳を見ると10時からのアポイントあり。というわけで早速、とある協力会社さんを訪問して新規案件に関する打合せ、その後市内のお客様を訪問して納品したシステムが無事稼動していることを確認。先週から鼻の調子が悪かったので、帰り道に耳鼻科に寄り道しました。

蓄膿とかなとか恐る恐る行ったのですが、どうもたいした事はないらしい。薬をもらって帰社。午後は見積りを作成したりいろいろな資料の整理をして、その後別案件について別の協力会社さんと社内でミーティング。メールチェックやらお客様にお返事やらであっという間に夕方になりました。夜は営業会議。今週から営業さんに新しいメンバーが加わって、さらなるパワーアップを期待しています。手持ち案件の状況もまずまずで一安心。欲を言えばきりがないですが・・・一きりついたので社員さんを残して早めに退社。玄関のドアを開けながら、軽いめまいが・・・そうだ、今週は気合だけで乗り切っていたんだっけ・・・来週は・・・タウリンを1リットルくらい飲んでがんばります、はい。

今日、耳鼻科の待合室で雑誌を読んでいたのですが、今度の「レクサス」用の4.5リッターV8って、318馬力もあるの???それって、犯罪ですよね・・・もちろん、エンジンってスペック馬力だけでは語れないものがあって、若い頃のようにゼロ発進競争でもするのであれば、絶対出力は大切ですが、この年になるとフィーリングです。絶対的に早く走ってるかどうかはどうでもよくて、如何に気持ちよく走れるかどうか。そういう意味から言えば、今の愛車、もう10年選手ですが、別に困ることもなく、毎日気持ちよく乗っけてもらっています。それにしても、「トヨタ」さんってやっぱりすごいですよね。まあ、トヨタさんのすごいところをいちいち上げれば、しばらくは話題に事欠かないと思いますが、一方でエコカーをハリウッドのモードにしたと思えば、中型車に318馬力でしょう。すごいなー。私個人的には、もちろんエコロジーとか地球環境って大切だと思うのですが、そればっかりわーわー言うと、なんだかどこかの新興宗教のようで、どうもいやになってくる。でもトヨタさんは一方でしっかり318馬力の挑戦状でしょ。しかも孤高の挑戦状ですからまたすごい。あんなでかい会社なのに、ベンチャー企業のようなチャレンジ精神。No.1って徹底的に嫌いな私なのですが、No.1でありながらそれでも常にチャレンジャーでい続けるトヨタさんを、そういう意味で是非見習いたいものです。そんなことを思いながら目に涙を浮かべて、お鼻をしゅーしゅーしてもらってきました。教訓「常に自らの限界に挑戦し続けよう!」

今夜は「バルネ・ウィラン」の1995年のアルバムです。ウィランの名前を初めて知ったのは、我が愛するマイルスの1957年録音、フランス映画「死刑台のエレベーター」のサントラのテナーのクレジット。映画自体の詳しいお話は、後ほどマイルスの時においておくとして、そのときにすでにモードを模索していたマイルスに対し、ちょっとそんな風とも思えますが、フランスJAZZ独特の音色を聞かせていたのがウィランでした。以降、「殺られる」「彼奴らを殺せ」「危険な関係」などのサントラに参加。80年代後半に新伝承派とともに再浮上。このアルバムでは、御年58歳の大人のテナーを聞かせてくれます。なにより競演のエンリコ・ラバのペットが、ウィランと同等、曲によっては彼以上にフィーチャーされていて、現在フランスのJAZZの息吹を聞かせてくれます。ウィランは、テナー、アルト、ソプラノと持ち替えながらの熱演。しかし残念ながら翌年の96年にはこの世を去ります。アメリカ産とは一味違った、ちょっとおしゃれっぽい、「トリコロールJAZZ」のお勧めの一枚です。

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