「プロセスか結果か、褒めたり叱ったり」

2005年11月16日 23:35 | Books | コメント(2)

FUEGO by Donald Byrd (1959)

今日は水曜日。風邪っぴきも急速に回復基調です。午前中に来社のお客様1件。昼は一緒に仕事をしている会社の切れ者社長とパワーランチ。末永くよきパートナーでお願いいたします。午後も引き続きのデスクワーク。今日はパソコンとのにらめっこが延々続きました。夜にはWebデザイナー講座。今日からオーサリング講座が始まりましたが、私がテキストを無視して講座を進めることを事前に熟知し、持ってきていない受講生も。いやいや、サプライズがあるかもしれませんよ?まだ、風邪が完治してなくて、聞きとりにくい声で大変失礼しました。

今日の(長い)一言は、例の「失敗の本質」から、最後の御題となります「プロセスや動機を重視した評価」のお話をします。日本軍、特に陸軍の人事評価は、結果よりもプロセスややる気を重視したものであり、もちろん指揮官は作戦失敗の責任を問われるものの、それは転籍というあいまいな処遇で終わらせていた。一方のアメリカ軍、中でも海軍はニミッツ元帥の考案した、一定の経歴者の中から多数決で選ぶという、いかにもアメリカ的なやり方だった。ということで、表題で謳っているほど結果重視ということではありません。ただ、現代のさまざまな評価基準を見ると確かにアメリカの結果主義は現代でも色濃く残っており、またお隣北朝鮮では、スポーツ選手でも成績を残せなかったものには厳しい処遇が待っている、いわゆる結果に対する信賞必罰が厳しく行われているようです。

「結果」のみを追い求めた経営者や管理者が、どうしても短期的視点に立つようになり、その結果、長期的な戦略的思考をしなくなり、学習や成長など時間のかかるものを避けるようになるということは、80年代を通して盛んに議論されました。評価自体の公正さは、スタンダードさえきちんと共有されていれば避けられることです。問題はそのスタンダードが「結果重視」か「プロセス重視」かということだと思います。

「プロセス」と「結果」のあるべき関係とは、いい「結果」、つまり予定予測を大きく上回る結果を残した素晴らしい「プロセス」ということになるでしょう。どんなにいいプロセスであっても結果が惨敗では、あるべき姿とはいえませんし、偶然の積み重ねによって手に入れた素晴らしい結果に対し、諸手をあげて褒め称えるのもどうかと思います。やはり、困難とも思える高い目標を掲げ、その目標に向けてきちんと方針(戦略・戦術)をたて、誠実さと実行力によって日々瞬間瞬間を積み重ね、予期し得ない突発的な事態にも臨機応変に対応して、当初の目標をも上回ること、そのことに対し最高の賛辞を贈るべきなのでしょうねぇ。温情を排し、科学的に人を評価することに異議はありますが、客観性とはそういうものかもしれません。世の不思議な出来事を客観的に指し示すことが「科学」なのですから。もうすぐうちも、初めての人事考課です。

今夜のアルバム、実は順序がまたまた間違っていました。1959年録音の「FUEGO」、ファンキーです。このアルバムのサックスはジャッキー・マクリーン。ブレイキーばりのばんばんドラムは、若きレックス・ハンフリーズ。同時代のフリーモードやクールとは異なり、20数年前のバップ魂が時代を超えて燃え続けてるなと感じます。ファンキー・ハッピー・ジャズの世界へようこそ!アメリカはまもなく、未踏の17度線のジャングルへと足を踏み入れる、そんな時代でした。

fuego.jpg

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コメント(2)

先生、今日は。又お邪魔訪問致しました。
風邪の具合は如何ですか?..万病の元ですから、お気をつけて下さい。自身、気候の変化にはすごく弱いので「人の痛み」は良く分かっているつもりです。

ベンチャー企業を立ち上げたく、ここ2〜3年色んな事を考えて居りました。多分、私には不向きな事だとは
思っていますが。結果はどうあれ「身の丈」分の様々な勉強になり、社会に感謝しております。

以下に「パクリ」のメッセージを載せて見ますネ。
こういう思考も必要なんでしょうね、人生には。

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「南無の会」前会長◎松原泰道(まつばら・たいどう)

1907(明治40)年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。岐阜瑞龍寺で修行。臨済宗妙心寺派教学部長を務める。72年に出版した『般若心経入門』(祥伝社)が記録的ベストセラーになる。89年、仏教伝道文化賞受賞。99年、禅文化賞受賞。宗派を超えた仏教者の集い「南無の会」前会長。著作は『道元』(アートデイズ)をはじめ100冊を超える
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ここで、経営者である皆さんに「プラスの3K」をご紹介しましょう。ご存知の3K「汚い、きつい、危険」はいわばマイナスの3Kです。これに対して、私が提唱するプラスの3Kは「希望、工夫、感動」です。

 まず希望です。やはりどんな時でも希望を無くしてはならない。GHQ総司令官だったD・マッカーサーの座右の銘に「希望ある限り人は若く、希望を失う時に人は老いる」とあります。私達もやはり希望を失いたくない。自分だけではなく、人にも希望を持たせる生き方でなくてはなりません。不況とか逆境とか、また生身の人間ですから不遇や病気にも出合いますが、そういう時にも希望を失ってはいけません。

 第二のKは工夫です。希望を持ち、それを実現するために創意工夫が必要になります。例えば、従来のやり方では駄目だ、リーダーである自分達はどう人々を引っ張っていったらいいのか。逆境であればあるほど、工夫が必要になり、また創造力が発揮されるのです。

 例えば、病気になったおかげで新しい人生を開くことができた、不景気になったおかげで新しい経営手法を創造できた、といったことがありますね。

●謙虚な気持ちでものごとの本質を「掴む」

 第三のKは感動です。希望を持ったり工夫をするためには、じっとしていたのでは駄目です。外へ出てみましょう。自然のたたずまいを見てみましょう。小さな虫の動きの中にも、何かメッセージを受け取ることができます。

 これが感動なんですね。周りの景色の中から私達が謙虚に学ぼうとする気持ちが起きてくると、そこにヒントを得ることもできる。私は、これを心の中に受信装置を持つと申します。その受信機能が精密でないと、せっかくのサインがキャッチできずに見逃してしまうんです。

 ブルースの女王と呼ばれた歌手の淡谷のり子さんが自著の中で、こんな学生時代のエピソードを思い出して書いています。

 音楽学校ですから、どの先生も名曲とか名作を紹介して、「このレコードは必ず買いなさい」「この曲は暗譜しなさい」と勧める。ところが、ただ一人、久保田稲子先生は「音楽は音譜や楽譜だけではありません。鳥の声も谷川のせせらぎも、何を聴いてもそれが音楽と聴こえる耳を養いなさい」とおっしゃったそうです。

 この音譜とか楽譜という言葉を皆さんの立場立場に引き当てて考えていただきたい。謙虚な気持ちになっていると、自然のたたずまいから、何かメッセージを感受することができるのです。

 学校ですから、久保田先生は少なくとも十人や十五人の生徒に話をされたと思います。しかし、その言葉を自分自身の心の中に留めたのは、淡谷のり子さんただ一人だったんですね。皆は聞いていても聞こえず、聞こえていてもそれを掴むことができない。

 掴む。人生の勝負はここにあります。


こんばんは。お元気ですか?
素晴らしいコメントと引用をありがとうございます。
世に生かされ、そして謙虚に学び気づき、成長の過程では希望と感動(私の言葉では「夢」と「情熱」)を常に抱きながら生きてゆくことこそ、人生足るものだと思います。

また、ちょくちょく遊びに来てください。

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