2005.12.12

COLUMN

「Going Concern」

Anthology of Grover Washington Jr. (1985)

12月第2週が始まりました。いつもと同じように社内清掃に朝礼、運営会議。午後からお客様を訪問して、あれこれと打ち合わせさせていただきました。最新ノートPC、いいですねぇ。ちょっと心が動きました。いえいえ、私はこんな会社を経営していながら、結構鉛筆やボールペンを持って白紙とにらめっこってのが多いので、いいのを買っても仕事がはかどりはしないことはわかっておりますから・・・その後、もう一件お客様を訪問して企画書を出させていただきました。夜は中小企業家同友会の役員会に出席。今日は本当に寒かったですねぇ。日中でも10度を下回り、帰宅したときは3度でした。

先週末はある案件のお客様を交えてのプロジェクト会議。夜には2週間ぶりに帰郷しました。日曜日は柿の収穫。私の実家は家の周りにいくばくかの畑があり、両親がこだわり野菜を作っているのですが、ところどころに「なりもの」といいますか、柿やすももなどが植わっています。柿もいろいろ種類があるらしく、残っているのは今シーズン最後の種類らしい。遠くの山には先日降った雪がところどころ残り、まだら模様に映える紅葉の山々を見ながら、マジックハンドのような道具を使って手かごいっぱい柿を収穫。季節が秋から冬に移り変わるのをしっかりと感じました。もう今年も3週間あまりですね。

今朝の朝礼で社員さんに話しをしたのですが、「継続は力なり」。そもそも企業経営とは「ゴーイングコンサーン (going concern)」。どんなことがあっても続けてゆく努力を最大限しなければなりません。いろんな障害、難関を乗り越えて、続けてゆく努力をしなければならない。それが経営者に与えられた最大の責務ですよね。じゃあ、これは経営者だけがやればいいのかといえばそうではない。全社の方針があり、部署の役割があり、そして一人一人のタスクがある。会社の全ての経営資源が機械時計の仕掛けのように、おのおのが定められた働きをしそれをつないでゆく。そして1年で言えば365日、きちんと刻んでゆかなければなりません。

いくら社長が声高に「継続、継続」と叫んだところで、だめですよね。社員さん一人一人が、内に秘めたエネルギーでもって歯車を回し、それが横に縦につながって、会社という大きな歯車がゆっくりと力強く回り続ける。そうそう、たまには潤滑油も必要ですね。こうして今年も暮れを迎えることが出来るのも、うちに集ってくれている社員さんのおかげです。日々感謝です。皆さん、明日も、明後日も、続けてゆきましょうね。「わんだーみっくす」がずーっと永く、しかも美しく力強く回り続けていられるように!

今日のBGMはグローバー・ワシントン・Jrです。恥ずかしいです、ちょっと。コアなJAZZファンの方にはご理解いただけると思うのですが・・・この気恥ずかしさ。でも、JAZZって何?って議論の枠をはずせば、オンリーワンの音色のサクスであり、このアルバムに入っている「JUST THE TWO OF US」(皆さんもいつかどこかで聞いたことがあるはず・・・)を聞けば、フュージョン・クロスオーバーなどと言わなくても、まあ許してもらえるのではないでしょうか?かりに100歩ゆずってJAZZではないとしても、心地よい音楽ならそれはそれで存在意義はあると思うのです。でも、まあ、ちょっと、恥ずかしいです。

JUST TWO OF US

I see the crystal raindrops fall
And the beauty of it all
Is when the sun comes shining through
To make those rainbows in my mind
When I think of you sometimes
And I want to spend some time with you

ああ、恥ずかしい・・・

Anthology.jpg

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