2006.01.16

COLUMN

「自分らしさを伝えるということ」

BLOWIN' THE BLUES AWAY by Horace Silver Quintet & Trio (1959)

月曜日は音もなくやって・・・いやいや、いきなりけたたましい目覚ましの音と共にやってきました。いつもと変わらず始業前の社内一斉清掃。本当に社員全員が率先してやってくれているのは、すがすがしく心地よいものです。おかげでうちは創業以来専門のお掃除屋さんのお世話になったことがない。「まずは掃除や手入れから」これって職人の「イロハ」ですよね! ドイツ語で言えば「マイスター」ですか!? 全体朝礼に運営会議。下期のターゲットは絞れました。あとはどうやって達成するか・・・・んーこれからです。下期が終わらないうちに実施計画まとめねば・・・(笑)

今日は、企画やらシステムの基本設計やらで一日を過ごしました。夕方、コラボレーションしていただける企業さんを訪問。社長さん以下素晴らしい方ばかりです。うちもがんばってご期待に応えねば。夜は、中小企業家同友会のグループ会に出席。とってもおいしい手作りの夕食をご馳走になりました。それだけでもう、120%満足。私のあとの仕事は賛成票を1票! という感じで、会社には寄らず直帰させていただきました。

最近の特に若い方のブログなどを拝見していると、

私のようにべらべらと書き連ねるのではなく、

まるでこの文章のように、

一言一言をかみ締めながら、

あるいは慈しむように、

書かれている文章によく出会います。

本当はこのように、

少ない言葉で思いのたけを伝えたほうが、

相手にはしっかりと伝わるのですよね。

でも、どうもこの年になるとこのような表現はなかなか出来なくて、話をもとに戻してみたり、たとえ話で道草くったり・・・ただ言葉というのは、一言一言を大切にしなければいけないと思うのは同じなのですが。私の大好物の「マイルス」は、本当に「ピッ」っと一吹きするだけで、周りの空気を変えてしまう。彼はトランペットが下手で、だからミュートに走ったというのが通の方の「通説」ではあります。でも怒涛のごとき、あるいは電光石火のような火の出るようなプレイもします。たとえ手数が多くても少なくても、最初の1音で彼とわかる。すんばらしいー! 思うに言葉も音楽も同じで、個人から発してしまうと、もうその人のものではなくなってしまう。私も彼ほどにはもちろんなれなくても、「ああ、宮内さんらしいね」と、いい意味で言っていただける、連想していただけるような人になりたいと思います。まあ、とにもかくにも、日々の「言葉」あるいは「日本語」をもっともっと大切にしなければ・・・学生時代、もっと国語をちゃんと勉強しておけばよかったなぁ・・・(大反省)

BGMはホレス・シルバーで今夜は「BLOWIN' THE BLUES AWAY」。前回ご紹介したアルバム同様、ミッチェル&クックの2管オリジナル・フォーマットによるスタジオ録音のアルバムで、「ファンキーJAZZ」と一言で言ってしまっても、もうしっかりと彼のオリジナリティが確立された演奏を聴くことが出来ます。タイトル曲の「BLOWIN' THE BLUES AWAY」「SISTER SADIE」が特にお勧め。メッセンジャーズとの違いは、ドラムがブレイキーではなくルイス・ヘイズだってことだけ!? 逆にフロントラインやシルバーのピアノを100%堪能できます。またアルバム・ジャケットは個人的には10本指に数えられる傑作では? ジャケットからして、しっかりためて「ファンキー」してまっせ!

blowin.jpg

ここで視聴できますよ!

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