2006.01.31

COLUMN

「自問自答。その誠意は本物か?」

火曜日。午前中1件、お客様を訪問しお仕事をいただきました。いいサイトにいたします。誠意もきちんととお付けいたします。とんぼ返りして午後からは、プロジェクト会議に参加。熱意のこもった長時間の打ち合わせ。これもやはり、一文字一句、誠意を込めてお返しします。明日から一週間ほどは、昼間不在になります。若輩者の武者修行です。

今日もいろいろありました。ご理解をいただくということは、それはビジネスではない。いただいたのは、ビジネスという包装紙でくるまれた「誠意」です。いただいたものは、それ以上にしてお返しするのが世の礼儀。やはり、私たちが普段何気なくやり取りしているものは、パソコンやサーバ同士のデータ交換ではなく、「誠意と誠意のやりとり」なのだと痛感します。一方で、嘘に嘘を重ねての応答する人。きっと、そのうちどれが本当の自分なのかもわからなくなるのでは? (もう、結構年配なので、進行も退行もないかもしれませんが・・・)

トラブルに巻き込まれると、自分という人間にいかに知恵も力もないか、いかに支えてくれる人たちが大切であるかがよくわかります。病気の時も、同じです。仕事をドラマ仕立てにするつもりはないし、なにせ黒豹ですから、とにかくスマートに生きてゆきたい。でも、いい意味で毎日、いろんなドラマが生まれ、その中で周りの人によって生かされている。さまざまな方々と知り合い、触れ合い、あたかも仕事は触媒であるかのように、その方々と熱い想いと眼差しを交差させ。TVや映画のように、1時間とか2時間とかで、きちんと起承転結があるわけではないし、無意味な「to be continiued...」の字幕もないけれど、こういう毎日の積み重ねは、きっと豊かな人生となってゆくのでしょう。もちろん、誠意には、それ以上の誠意でお応えしなければ。

先日、「福祉」の話題があり、広義の「福祉」は社会の幸福というようなことを話されていました。私にとって福祉とは、与えていただいた以上の誠意や真心をお返しすること。そんな連鎖が世の中に蔓延すれば、貨幣価値には換算できない「社会福祉」になると思うのですが・・・

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