2006.02.27

COLUMN

「雨の日と月曜日は・・・」 Rainydays and Mondays always get me down...

THE KERRY DANCERS by Jonny Griffin (1962)

新しい一週間が始まりました、世間では・・・。私的には、土日とも出勤でしたので、ただの昨日の今日、という感じなのですが・・・いつものように社内清掃に朝礼。午前中は社内打ち合わせやらあれこれ手配やら。お客様との連絡も数件。午後も事務処理の後、先日納品したシステムの運用テストの立会いにお客ささまを訪問。テスト結果を受けての現地での修正対応をし、上流からの修正版データを待って再びテスト。途中、1枚3ドルのオペラのCDの話などなど。とりあえず今日のところは完了。方式の変更を明日行えば、ひな祭りの運用開始に間に合いそうです。

今日もいろいろニュースが飛び込んできましたが、今日はどちらかといえば悪いニュースが多かった。極めつけは昼休みの・・・・まあ、内容はご勘弁ください。晴天の霹靂、藪から棒、ちょっと茫然自失で、さすがに饒舌なはずの私も言葉が出ない。でも、目の前には今日の仕事。とりあえずやるべき事に向かって、後は野となれ山となれ。大局的に見れば、いい方向に向かっていると信じて・・・ああ、スカーレットの気持ちがやっと理解できました。

民主党のメール問題で、「一気に形勢逆転を狙うのではなく、ひとつひとつを積み重ねていかなければいけない云々」という記事が載っていました。その通りですよね。「一気に形勢逆転」はもちろんOKです。でも、その前には、それこそひとつひとつを積み重ねた周到な準備が必要です。血のにじむ鍛錬かもしれないし、苦節の学びかもしれない。とにかく相手より何か上回るものを、相手に知られずに努力の積み重ねでしっかりと身につけ、「Xデー」を迎える。そうしないと、仮に一時的に形勢を逆転できても、その後が続かない。続かなければ意味がないし、元の場所に戻ってしまった時、その人にはもう以前の期待は抱いてくれません。しっかりと反面教師にしなければ。

私たちの仕事、Web制作に限って言えば、企画・営業から制作、納品というプロセスです。地元の私たちのWeb業界では、この上流の企画にシフトして付加価値を上げ、実制作は外注やSOHOに依頼してコストダウンを計るという流れが主流になってきています。一方で、SOHOや数人での起業も相変わらず盛んです。そんな中で、うちのドメインは、相変わらず上流から下流までのフルラインナップ。実際、コスト競争的にはなかなか厳しい局面が多々あります。しかし3年後5年後のあるべき姿が、どちらの方向が正しいのか。それは時の審判を待たなければいけないし、また私たち自身も、時代を先取りしながら進化してゆかなければなりません。ただ今は、最初から最後まで、一から十まで、「わんだーみっくす・ポリシー」でお客様に向かっていたい。それを自社のドメインとして、その為になすべきことをしっかりと見つめ続けながら、変貌しながら、常に筋肉質な、あるいはスレンダーな体で、明日を目指したいと思っています。

今日は、ちょっとナーバスになっていますが、こんな時こそポジティブ・シンキングです。

今夜はジョニーの62年のアルバム「THE KERRY DANCERS」です。まずジャケット。林の中にぽつんと置いてある白い椅子に片足を載せてる、田舎臭いセーターを着たおじさんが一人。なんなんでしょうねぇ・・・そう、ジョニーです。さすがはリバー・サイドですねぇ、この胡散臭さは・・・。問題の中身は・・・ええんですよ、これが! バリー・ハリスのピアノにロン・カーター、ベン・ライリーという渋いメンバーのワンホーンですが、スピード感ある曲あり、スローバラードあり。ジョニーの全てを堪能できるアルバムになっています。というか、ブレイキーとかじゃなくてよかったと思いますが・・・お勧めは2曲目の「BLACK IS THE COLOR OF MY TRUE LOVE'S HAIR」に7曲目の「Hush-a-bye」。ジョニーの独特の艶のある音色が満載です。ラストのバラード「Ballad for monsieur」もぐっときます。前回のお勧めは撤回、ジョニー一枚なら、このアルバムにしてください。それにしても、もうすぐですよね、春。早く来い、春!

kerry_dancers.jpg

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