2006.02.24

COLUMN

「がんばる人とデザインと」

THE LITTLE GIANT by Jonny Griffin (1959)

今日は早朝から、素晴らしいことがありましたね。日本初のメダルは「金」色でした。でもがんばっているのは彼女だけではありませんねぇ。4年に一度のこの瞬間のために、血のにじむ練習を積み上げてきた選手たち。そして選考にもれてしまった、たくさんのアスリートたち。がんばる人の汗や涙は本当に美しいものです。

さてさて、週末がやってきました。「去るほどの2月」ももう終わりです。何をしたのかよくわからないまま一日が過ぎ去った感じ。まさに1月、2月の縮図のよう。午後は予定通りの制作セクションの勉強会にオブザーバー(?)で参加。意地悪な質問をしましたが、目的は勉強会開催ではなく、共に学ぶこと、そして気づきを得ること。夕方、知り合いを訪問してネットワーク調整。インフラを変更した業者が、やりっぱなしのほったらかし。顧客満足度などという言葉の地球の裏側状態。一応、民間会社なのですが・・・夜は営業会議。第3四半期も最終月になります。がんばりましょう! なんだかんだと雑用をしてるともう9時。今朝からちょっと腰痛がするのも気になります。

今日の勉強会もそうでしたが、ここ1年余りでWebの世界は大きく変貌しています。ご存知の通り、ブログなどのCMSや検索エンジンが引っ張る、言語のHTMLからXHTMLへの移行です。もちろん世の大勢はまだまだHTML4.01なのですが、我々のような専業の間では、カッティング・エッジという意味も含め、積極的に取り組まれています。どうもWebの世界はそっちに向かっているらしい・・・それだからこそ、今私のテーマは「デザイン」なのです。

つまり、昨日までのWeb会社が目指していた「デザイン」と明日のそれとは、どうやら異なっているようなのです。実際、うちでもいわゆるWebデザイナーがタグを叩くシーンがめっきり増えている。つまりWebデザインとGraphicデザインの新たな共存の時代がやってきそうな感じです。では、Webにおける「デザイン」は、やはり「アート」とは遠い存在になってゆくのでしょうか? 「21世紀のWebデザインとは・・・」いやいや、テーマだけはどんどん大きくなってゆき、思考は止まったままです。(ばれてました? )明日も9時出勤ですので、今日はこの辺で。

今夜もジョニー。今夜のアルバムは「THE LITTLE GIANT」。これって実は彼のニック・ネームなのです。が体はちっちゃいけど、でかい音を出す。今夜の面子は、ブルー・ミッチェルにジュリアン・プリースターのトロンボーンという3管もの。バックはケリーのピアノにサム・ジョーンズ、アルバート・ヒースです。というわけで、昨日のアルバムのように吹きまくりというより、アンサンブルを重視した音域の分厚いアルバムとなっています。ベースと太鼓が弱い(?)分、フロントのきらびやかさが引き立ちます。3管といえば思い浮かべるのはメッセンジャーズですが、彼のこのアルバムはもっと濃い口。ゲットーとシカゴ・ブルースのごった煮に近い。特に3曲目のピアノレスの「LONELY ONE」は、寒気がするほどカッコいい。「ジョニー・グリフィンってどんな人? 」と聞かれたら、これを聞くことをお勧めします。ジョーンズとヒースが微妙に合ってないのが余計よかったりする。50年代末のダンディズムです。一枚だけなら、これをお勧め。

little_giant.jpg

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