2006.03.14

COLUMN

「3ヶ月に一度の健康診断」

SWING SWANG SWINGIN' by Jackie Maclean (1959)

火曜日。今日もほぼ一日、社内で事務仕事をあれこれ。うちの会社は3月末までが第3四半期です。そして4月からは今期最終四半期。四半期ごとに経営状態を把握し、次の四半期に向けて対策を講じることは大事なことだとは思うのですが・・・実は、サイトやシステムのお仕事は、案件段階から納品まで結構時間がかかり、場合によっては一年を要するものもあります。案件段階から受注へ、受注から消化計上までには結構なタイムラグがあり、案件によってばらつきもあります。そうなると、四半期ごとの集計というのは、結構偏りがあったりするし、なかなか会社の状況を俯瞰するような感じにはなりません。ましてやうちは零細企業ですから量もしれたものです。ただ、だからといって一件一件の採算だけでは全体は見えないし、案件ごとの進捗だけを追い込み、1年経ったらこうだったでは、経営者としてはあまりに不安です。もちろん、逆に局所的な対応を乱発しないように気をつけなければいけないのですが。まあ、数字自体も大切ですが、やはりその時の健康状態というか、病気を予防するのが一番の目的です。さてさて、第3四半期はどうでしょうか・・・胸に聴診器を当ててみます。

次期からは正式に事業部制を敷く予定です。ということは、予算執行になるわけですから、逆に直近の実績はきちんと把握しておかなければならない。今回の事業部制導入は、社業の実績数値偏重ではなく、あくまでも利益責任の明確化と、原価の見直し低減、ひいては競争力の強化や、お客様へのよりリーズナブルなサービスの提供が目的です。業績追求はシステマティックに、サービスは心と素手でお伝えしたい。そんな想いを実現できればと願っています。

今日は3月中とは思えない、寒風吹きすさぶ一日でしたね。うちの営業さんも含めた、外回りの方は本当に大変だったことでしょう。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、もうすぐお彼岸ですね。おはぎでも食べながら、門までやってきた春を出迎えましょう。

WBCアメリカ戦は、本当に残念でした。まあいろいろとご意見もあるとは思いますが、これも人のスポーツであることの証。私などは、どうも電光計測に頼ったスポーツは好きじゃない。人が「んー」と悩みながらあれこれ答えを出してゆくことの面白さに価値を見出す人間です。だからこそ、荒川選手のイナバウアーに価値を見出してしまうのです。なんだか、こういうアナログなことにこだわるのも、デジタルな仕事をしているからなのでしょうか? 大相撲も始まりましたし、F1も開幕しました。案の定BMWザウバーは惨憺たる結果に終わってしまいましたが・・・カープにザウバーに時津海、今年もなかなかストレスの溜まる一年になりそうです。

BGMは・・・またまたやってしまいました。「わたくし、嘘を申しておりました・・・」実はジャッキーのアルバムがまだ2枚もあったのです。しかも、昨日のより古い一枚も。今日はその一枚、「SWING SWANG SWINGIN'」。ビショップ、ギャリソン、テイラーを従えた1959年録音のワンホーンアルバムで、彼のアルトを存分に味わうことが出来ます。内容は、「Whats New」や「I Remember You」などスタンダードのオンパレード。マイルスのディグでおろおろしながらデビューしてはや8年、堂々たる演奏は、「泣きのジャッキー」ではない「バッパー・ジャッキー」の面目躍如、60年代に入る手前のパーカー・Jr.を聞かせてくれます。ただ、「クール・ストラッティンが大好き!」とおっしゃる方には、少し物足りないかも。オーソドックスなJAZZアルバムではあります。

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