2006.03.16

COLUMN

「古き皮と新しき酒」

RAINBOW SEEKER by Joe Sample (1978)

今日の天気予報は「雨のち曇り」だったりするのですが、夜になると余計激しくなりました。春の嵐でしょうか。実は最近の私、すっかり読書から遠のいています。かといって雑誌を読むでもない。活字から逃げてる感じです。ん・・・最近の情報量の多さに、私のちっぽけな脳みそがイヤイヤしているのかもしれません。左脳ですねこれは。こんなときは逆に右脳のほうを刺激してやるのが効果があるかもしれません。でも、この地だとなかなか好きな絵や音楽を楽しむ場所がない。私のCDライブラリが結構多いのは、こういう理由だからかな。この週末は、言葉ではなくこころに直接伝わるものを探してみようかと・・・。

WBC、惜しくも韓国に敗れましたね。「歴史が浅い深い」という話もありましたが、野球は歴史でするものではないことは自明の理。これは企業間の戦いでも同じですよね。そういう意味では、なぜ歴史の浅い韓国が日本より強かったのか、ちょっと調べてみるのも面白いかもしれません。いろいろな解説の方の意見を聞いてみることにします。一方「カープ坊や」は神宮でのヤクルト戦、エース黒田の好投で勝利はしましたが、打線は不安を残すつながりの悪さ。時津海は今日は格下の琴奨菊に寄りきりで破れて1勝4敗となりました。私自身は、最近ちょっと戦闘モードに入りにくくなっていまして、これはもしかしたら愛らしきコロちゃんの弊害なのかと思ったりもしてます。だって、ワンダーの社長のイメージは「海兵隊」なんですもんねぇ。

今夜のBGMはJ-MからJ-Sへ。Joe Sampleの「Rainbow Seeker」(虹の楽園)です。(Reinbow Seekerって結構ロマンティックでいいですよね! )Aから始まったこのシリーズもJまでやってきてるわけで、後どのくらい続くのだろうとご心配の方もおられるのではないでしょうか? いえいえ、ご心配なく。Mのとあるアーティストだけでも、アルバムで60枚ほど、2枚組みが多いので(8枚組みとか20枚組みもあります)一枚ずつご案内すれば5ヶ月ほどはあります。(笑)いえ、このアーティストだけはじっくりとやらせていただきたいので・・・で、ジョーサンプルです。夏向きのアルバムです。でも、以前も書きましたが、勝手に何々向けと決め付けるのはよくありませんね。あくまでもBGMと割り切って、聞こえてくる音に身をゆだねます。このアルバム、傾向としては彼の活動母体であったクルセイダーズ系の、いわゆるフュージョンなのですが、そういう意味では肩を入れて聴くというよりBGMにぴったりな、お洒落なインスツルメンタルです。傑出は4曲目の「MELODIES OF LOVE」。クルセイダースではなしえなかった彼のロマンチシズムが溢れる名曲。皆さんもどこかここかで耳にされたことがあるのでは? 「愛のメロディ」がかくも美しいものなら、老いてももう一度味わってみたいと思わせる、そんな名曲です。

rainbow_seeker.jpg

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