2006.04.20

COLUMN

(葛原風)「車の運転は難しい・・・」

THE RUMPROLLER by Lee Morgan (1965)

今日はとても風の強い一日でした。天気図を見ても、ちょっとした低気圧(994hPa)が通過しただけなのですが・・・午前中、あれこれ雑務。午後からは今日も別のお客様のところで、PC納品にネットワーク調整。今日はPC6台。先日同様、技術開発のたくましい(たのもしくはない、かも?)お兄さん方に全てをお願いし、私はひたすら配線の整理など・・・「社長ーっ、頭を使うな!体を使えーっ!」「あいあいさー!」

途中、別のお客様とサイトに関する打ち合わせに抜けたり・・・想定外の状況もいろいろありましたが、現場での臨機応変な判断で(かっこいい表現だなぁ〜)無事夕方には終了しました。久しくお会いしていなかった社長様にもご挨拶させていただき、お見送りいただきました。今後とも、よろしくお願いいたします。といっても、実は「さようならIT」を標榜するプロバイダさんにしてやられて、ネット接続確認が明日になりました。すかさず「では、明日の午前10時に、あらためてお伺いいたします。」と、締めのご挨拶。帰って手帳を見て「おーまいがー!!」なんとダブル・ブッキングでした。明日、お断りのお電話をしなくては・・・やっぱり今日も、トホホのホでありました。

私の車の運転はスムーズです、いきなりですが・・・葛原です、嘘ですが・・・でも、性格的に(血液学的に?)直情したりもします。特に指示器なしの直前割り込みをなさる方には、全身全霊をこめて、いたく直情いたす次第にございます。そりゃもうインベーダー並みです。(って、若い人は知らないか・・・)失礼です、指示器なしは。猫でもおしっこしたら土をかぶせます。(全く因果関係が不明)と、とにかくです、私の車の前にレーンを変更される方は、必ず指示器を付けてください。そうすれば私は、必ずや満面の笑顔でお迎えいたします。えっ? いつ、どこで会うのかわからない? そうですねぇ、神出鬼没ですから。いやいや、私が神だったり鬼だったりするわけではありませんよ。そうですね、車を運転される方は、いついかなる時も車線変更の際には指示器を付けるようにしてください。そうすれば、どこで私と出会っても、誤ってパトリオットミサイルで撃墜されることはないと思います。今日も5台ほど、ルート11で撃墜しましたからー。あんたが悪いんじゃよ! さて、ここで一句。「守ろうマナー、忘れよう道交法、あなたはロックオンされている! 」(失笑)

さてさてBGMです。今夜はリー・モーガンも最後の1枚、「THE RUMPROLLER」。ブラウニー直系といわれ、彗星のごとくシーンに登場した、いなせなトランペッター、モーガン。初来日も果たした後の65年録音のアルバムです。ジョー・ヘンダーソンとの2管にロニー・マシュー、ヴィクター・スプロールズ、ビリー・ヒギンズのリズム隊。65年といえば、時代は北爆開始によるベトナム戦争の本格化やマルコムX暗殺、そしてトラッドなJAZZの大不況。そんな中で2匹目の「サイドワインダー」を目論んだのがこのアルバムだったのです。音楽的にはジャズ・ロックの延長というより、当時流行り始めた新主流派と呼ばれる、やや洗練された雰囲気を漂わせる作風になっています。つまり、ちょっと日差しを浴びて大人になりかけたブリリアントなペットが聴ける。2曲目には「月の砂漠」が入っていたりしますが、4曲目の「EDDA」などは、ハンコックの「処女航海」を彷彿させる「朝日のごとく爽やかな」イメージ。こうして、混沌とし始めたシーンの中で、自らの居場所を探し彷徨い始める彼でしたが、7年後の72年、三角関係のもつれから、NYのクラブ「スラッグス」に出演中の休憩時間、年上の愛人になんと射殺されます。享年33歳。幕間の突然の凶弾に、栄光とドラッグの混沌とした人生が幕を閉じます。こんな生き様自体がまんま「JAZZ」、のモーガンのとってもリラックスして聞けるアルバムです。広くJAZZファンにお勧め。

RUMPROLLER.jpg

ここで視聴できますよ!

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