「Attention と Caution」

2006年5月23日 22:49 | COLUMN

1958 Miles (1958)

火曜日。なんとか体調も復調の兆し、ええ、まだ兆し程度なのですが・・・「ペーハー6」といったところでしょうか? (なんのこっちゃー)今日も朝から、お客様を訪問させていただいておりました。午前中お邪魔したお客さまのところは今日で3回目なのですが、今日を含め計2回が「雨の訪問者」。んールネ・クレマン監督、チャールス・ブロンソン主演の名作ですねぇ〜。じゃなくて、次回は、すかっと青空の下で訪問したいものです。最近はやたらと外出が多い。営業トップとして走り回らなければいけないということもありますが、社内体制が徐々に成熟してきていて、社員さんのレベルもどんどん上がっていることも一因です。前にもお話しましたが、社内ミーティングはすごく増えてる。それも以前のような生産性の低い、後ろ向きの会議ではなく、案件ベースの前向きな(会議ではない)不定期ミーティングです。そして、私が参加する度合いはどんどん減ってきている。そのうち、株主総会で「経営陣の更迭」とかにならないよう、やっぱりがんばって営業してきます。というわけで、明日は終日県外出張。体調不良のトホホ社長、明日はどこへ行く・・・

昨日の朝礼の御題は「黄色の信号」でした。黄色の信号と言うのは実は交差点の車用の信号にしかない。列車の線路などは赤か青ですし、踏み切りも赤の点滅か消灯、点滅こそすれ横断歩道も赤か青です。車のタコメーター(エンジン回転計)には以前はイエローゾーンがありましたが、最近はレッドゾーンだけだと思います。

では交差点の信号が「青」と「赤」しかなかったら、どんなことが起こるでしょう。ああ、怖くて想像できません。なぜでしょう? それは運転知る人がみんな「黄色の信号」に甘えているからなのです。事前に「赤」なら速度を落として止まります。でも「青」なら交差点だからと言って速度を緩める人は少ないのでは? (右折・左折する場合は別ですが・・・)「黄色の信号」の解釈もあいまいです。「止まれ」と言う人もいれば「気をつけて進め」ととる人もいる。でも、黄色の次は赤であることは常識です。

「黄色の信号」は、実生活のさまざまなシーンでもたとえられます。「体調が黄色信号」だとか「案件に黄色が灯った」とか・・・この場合は、黄色から赤という一方通行ではなく、ちゃんと対策を施せばまた「青信号」に戻れます。以前、グループウェアの案件管理プログラムで、工程がタイトになると自動的に黄色信号を灯してくれるものがありました。うっかりものの私のような人間には、確かに便利なものなのですが、これになれてしまうと、点灯するまでほおっておく、つまり本来の「管理業務」というものを忘れてしまうことになりかねません。「人間は忘れる動物」です。でも、「管理すること」は、とても大切な仕事であり、学び習得すべき技能であると思うのですが・・・社員の皆さん、黄色の信号がつかないようにするのも、仕事のうちですぞー!

今夜は「ペーハー6」ですので、マイルス行きます、第18夜です。今夜のアルバムはいよいよ第2期になります。50年代初頭にあれほどジャンキーしてたマイルスも、60年代に近づく頃にはすっかり足を洗って元気いっぱい。ところが回りにはまだまだジャンキー野郎がごろごろしてました。鉄壁バンドの一翼をになっていたフィリー・ジョーもその一人。マイルス、いいかげんに切れて、ジョーンズを解雇します。後釜はジミー・コブ。もちろん解雇の理由はそれだけではなく、マイルスの目指す新しい音楽性にはジョーンズのドラムは重すぎたと見た。そうでしょう? えっ、マイルス君。そしてこちらも自分の元を去ったと自伝では紹介してるガーランドに代わり、ビル・エバンスが参加。つまり、かの「カインド・バンド」が出来上がったわけです。

この第2期マイルス・バンドの始めての録音であるこのアルバム、1曲目の「On Green Doiphin Street」を聴いただけで、こう、なんといいますか、新しい風がふわーっと吹いてくる。イントロのエバンスのピアノが聞こえてきた瞬間、すでに別世界なのです。この感覚は60年代の「ESP」でも感じるものなのですが、これまでのJAZZとも、またマイルスの足跡にもなかった新しい世界が広がります。ちょうど今頃の、青葉目にまぶしい時期にはぴったりの曲ですし、これだけの名演も他にはありませんよ! 必聴です。

3曲目の「Stella By Starlight」。私が最も好きなスタンダードナンバーのひとつ。「The Uninvited(邦題:呪いの家)」というオカルト映画の主題曲なのですが、とっても素敵な曲です。ガレスピーとかゲッツとか名演も多いのですが、マイルスのこの演奏も必聴ものです。1曲目といい、この曲といい、マイルスの歌物好きの想いのこもった音色を堪能できます。もちろん、エバンスのロマンティックなピアノにコブの抑えたブラッシュワークも一因です。

アダレイ、トレーン、エバンス。この3人がお互いにインスパイアしあうことで、このバンドは一気にある種の完成された領域に到達することになります。こののち1年後、彼らはあの音楽史に残る、いや宇宙史に燦然と輝く名曲「カインド・オブ・ブルー」の「ソー・ワット」をこの世に残すことになるのです。そんな超名盤「カインド」にも比類する名演ぞろいのこのアルバムの評価を一気に下げているのは、5曲目の旧バンドによる「Little Melonae」。何だーお前! こんなところに顔出しおってー。お前は55年の録音だろうが・・・Colunbiaさんも、「ボーナス・トラック」が「ボーナス」になっちゃいませんぜ! さっさと削除して「Real 1958 Miles」として再販しましょう。

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