「価格は誰が決めるもの? あるいはSWOT万能への問題定義」

2006年5月12日 23:22 | COLUMN

Cookin' (1956)

週末金曜日です。今日はうちのディレクターと、高速を低速で移動してお客様を訪問してました。サイトに関する詳細打合せにネットサービスに関する確認等、残りは経営戦略やマーケティングに関する四方山話、そして写真談義から天体写真の撮り方まで。いやいや長時間、ありがとうございました。また是非、お招きください。帰社してソリューション事業部の会議を耳ダンボで聞きながら見積もり準備やらいろいろ雑務。その後社長統括の営業会議。夜は同友会の今年度第一回役員会に出席。5月例会の企画と6月例会の企画担当ですので、承認を得るべく・・・ちょっと喋りすぎました、はい、失礼いたしました。またコーヒー屋のお姉さまに「おしゃべり」と言われてしまう・・・役員会では、最後に司会者に「今日、あまり喋っていない人」といって名指しされるのが安全圏。以後気をつけます。「トホホ」だけで十分なのに、それに「おしゃべり」の烙印はこまりものです、またまたトホホです。

今日の某経済新聞(日経だろー!はくじょーしろー!)に載ってましたが、最近の価格決定が従来の価値観ではなくなっていると言う記事。訪問したお客様の所でも話題に上りました。もちろんうちのディレクターも、ちゃんと読んでますよね!? 何?読んでない? い、今すぐ、読め! で、記事によると26型のTVよりも32型の価格のほうが安いらしい。もちろん標準価格は逆です。標準価格とは従来の製造原価に利益を載せた設定売価。ところが最近、特にネット上の情報がリードする形で、売れ筋商品ほど競争も激しく、安値情報の流布により価格破壊が起こり、前記のような逆転現象が起こっている。またオークションなどでは、その一点の商品価格が、欲しい人の欲しい度によって決定する。本当に恐ろしい世の中になったものです。プロダクトするものは戦々恐々デス。

以前どこかで、従来のプロダクトアウト型の価格決定は、「製造原価」+「希望利益」=「販売価格」でよかったけれど、マーケットインの時代になると、「購入希望価格」−「製造原価」=「残余利益」になると読んだ記憶があります。そうなると、如何に商品の価値を高めて「購入希望価格」を高く維持できるか、高い値段を付けてくれる消費者を見つけるか、あるいはより多くの「付加価値」を内包させることにより「製造原価」にも利益を含ませる工夫なんかをしないと、残った利益に確実な期待をするわけにはいかなくなります。全ての企業、すべての商品やサービスが高価値と言うわけにはいかない。今日も役員会で話題になっていましたが、真の意味の「強み」を生かす経営にシフトしなければいけないのでしょうねぇ。

でも、鵜川さんのおっしゃるとおりで、「SWOT」は30分では理解できません。また一部のコンサルタントや経営戦略をかじった方の中には、「SWOT奉献主義」の方もいらっしゃるようですが、特に中小企業のように機動力を生かすべき規模の会社には、SWOTは危険な賭けとなることも多いのです。SWOT自体が、激しく変化する経営環境の中で、単に静的な定常状態を捉えていたり、失敗の結果を含んだ過去や、勝手な想像の産物である甘い未来によって定義付けられるなど、正しく自社の姿を捉えられるのか、はなはだ疑問の余地があることは、多くの著名人も認めているところ。「何日もかけてSWOTをやったから全てOK」では決してないのです。まあ、「労せずして・・・」と言うようなことだけは、ない事は間違いないのですが・・・

今夜は「マイルスよもやま話」も第13話。いえまだ「帝王の夜」は90日以上ありますからー。

今夜はいよいよ4部作の最終日、4部作でも最も評価の高い「Cookin'」です。ジャケット、かっこいいです。Presutigeらしいというか、らしくないというか・・・このアルバムは全て10月録音で構成されています。つまりずっとお話してきたように、バンドとしての完成度、まとまりが出来てきています。しかも下手トレーンもずいぶんと上手になり、なによりも演奏の中で違和感が少なくなりました。そして1曲目が名曲「My Funny Valentine」です。しかもマイルス・ワンホーン。彼はこの後も、折に触れこの曲を演じ、また録音にも残しているのですが、60年代初頭までは「マイルス=マイ・ファニー」の公式が成り立ちます。(「マイルス=枯葉」と言う公式もあるなぁ、まあいいか・・・)とにかく、シンプルな名演です。リズム隊、鉄壁です。

2曲目、マイルス作「Blues By Five」。5人でやるから「Blues By Five」ではないのでしょうが、ここからトレーン登場。・・・・・ん・・・やっぱり微妙です。このテンポでは、まだ違和感が残ってしまうのは私だけ? 3曲目のアップテンポの雲隠れロリンズ作「Airegin」で演じられる、かなりのアップテンポとなると、うん、なかなかいいでないですかー。しっかりとフレージングできてます。フィリー・ジョーのハイハットもかっくいーぃ!!もちろんアップテンポに吹ききる帝王様は、「かっくいーぃの鏡」「かっくいーぃの権化」脳細胞がぴちぴちします。60年代70年代の高速マイルス・バンドを彷彿させる名演です。

ラストのマイルス作「Tune Up」は、ラッパ系を志すミュージシャンが必ず通らざるを得ないと言われる、これも疾風のごときフェラーリ・ディーノ。帝王、かっこよすぎ。さっきマイファニーでミュートを吹いていた人間と同じとは思えない超高速演奏。某テナーマンも、半年前にもぞもぞやっては「栓抜き、どこ? 」などとすっとぼけてた人間とは思えません。33回転のレコードを45回転で聴いてるような感じ。(って、最近の若い方にはわかんないでしょうねぇ〜)カクテル・ピアノと呼ばれたガーランドでさえ、本当に目にもとまらぬ鍵盤さばき。おりゃー、とりゃーっと、全員一丸となって高速バニシング! と思いきや、マイルスいきなりの「灯ほのかに」への展開。「When Lights Are Low」。まるでPrestigeへのエンディングテーマのよう。こうしてマイルス様のPrestige時代は終わりを告げます。曲が終わると交わされる会話「OK?」「Allright!」。いよいよ帝王様の舞台は、音楽界の桧舞台へ、長いCBSコロンビア黄金物語が始まります。

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