2006.06.06

COLUMN

「育てるということ」

Miles Ahead (1957)

今日は出社後、急ぎ事務仕事をやっつけてシステムの若手二人を従え(連れてってもらって)、お客さまの納品立会い、そうです私は立会いです。つまりは立ってるだけ。「現場監督さん」とも言います。得意分野です、「音楽の5番、への8番」です。「Y下君、ハブ間にケーブル2本は差しすぎでは?」(失笑)午後からは部長に連れて行ってもらって、別のお客様を訪問。こちらはシステム案件なので暴漢、いや傍観。時折は、存在を誇示するかのように、初歩的質問。だって喋らない私のスマイルなんて、誰も見たくもないですよねぇ〜。戻ってあれこれ調整業務、明日の出張準備など。昨日の誓いどおり、「充実してましたか?」「はあ、まあまあですかねぇ・・・」いやはや、監督さん、トホホですなぁ。

今日は観葉植物のお話など。私は観葉植物が好きです。でも今日はそういう話ではなく、会社にある観葉植物のお話。皆さん方の会社にも沢山の観葉植物、ありますよね。うちの事務所は開設してちょうど5年が過ぎたところなのですが、前の会社を退社した時、先輩後輩の有志の方にドラセナ、そう「幸福の木」をいただきました。大きさは1mくらいだったでしょうか。その後、植物の管理は今はすでに退社した社員さんに任せていました。ちょうど1年が過ぎた頃でしょうか、気がつくとほとんど枯れていました。(涙)3本あった幹のうち、1本は完全に枯れ木。何もかも社員さん任せにしていた天罰だったのでしょう。そして、志をいただいた皆さんの顔を思い出し、これではいかんと一念発起、トホホ社長は観葉植物育てに精を出すことにしたのです。

まずはひっこぬいて根腐れしたところを整え、鉢も大きくして植え替え。3本が2本になり、その2本も緑の葉っぱは数枚という哀れな状態、いわば瀕死の危篤状態でしたが、寝ずの看病の甲斐あって(嘘付け!)やがて若葉が生えはじめました。それからしばらくして、週一回の社内全員による社内清掃を始めました。私の担当はトイレ掃除と観葉植物の水遣り。そう、水遣りも真夏日以外は週一で十分です。すこし、「喉が乾いたよー」くらいでいいのです。あれから3年近くたちました。いまでは2mを遥かに超えて、まだまだすくすくと成長しています。鉢も2回ほど大きくしました。この木が育つ続けている限り、「わんだーみっくすは不滅です・・・」

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で思ったこと、社員も社風も観葉植物も同じだなってことです。人任せ、仕組み任せではいけない。下手をすると死んでしまう。やはり愛情を持って自ら育てければいけないのだな〜と。でも、手をかけすぎてもだめ。自らの生命力、成長する力をしっかりと支えてあげること。えっ、そんなこと当たり前だろうって? し、失礼いたしました・・・トホホです。

今日の格言「便所の汚い会社は儲からない。植物の育たない会社は、社員も育たない。」うへっ!

今日はマイルス23夜ですが、ちょっと2年ほど遡ります。実は今日入手したアルバム、「ING4部作」の次に来るべき「Miles Ahead」です。なぜ今日の今になったか。実はこれ、ビッグバンドものです、またぞろマイルスとギルのコラボレーション。ですから今日の今まで、予選落ちしてました。でも、このアルバムに限って言えば、なかなかなのです。一番に車の中で聴いたせいもあるのか、昼間の暑さの残る夜の街中を走るには、結構なかなかいけてるのです。その他のなんとなく「ゲージュツ」を狙った風でない選曲と構成。あくまでもJAZZにこだわったつくりです。別にマイルスさまでなくてもそれなりのものは出来ると思いますが、ソロをとっているのは、やはり紛れもないマイルスさま。スローナンバーでは、「Round・・」っぽいフレーズも出てきます。

このアルバム、実はジャケットが2種類あります。上がオリジナル。なんなんでしょう、この麦藁帽子のお兄さんは・・・私以上のトホホ度ではありませんか! で、左の隅っこに移った美しい女性、実は無断で白人女性を使った言うことでマイルスさまが怒った。激怒した。マイルスさまが怒ると怖いのは、世界の常識。で、コロンビアが再プレスからは下のジャケットにしたという曰く付きです。

さて「ゲージュツじゃないなら、じゃあナンダ!?」と聞かれると、「んーむ、むーど・みゅーじっくでしゅかねぇ・・・?」でもですねぇ、ムード音楽のどこが悪いのですか? 音楽なんて、所詮半分はムードじゃないですか!!!(と、明らかに開き直ってる!)夜の街中を黒い車(これが大事です!)で流しながら、ハンドルにかけた指でリズムを取って、今日の自らの仕事にご苦労さん。そんなムードにぴったりのアルバムです。

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ここで視聴できますよ!

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