「(葛原風)水曜日は眠い・・・」

2006年7月19日 23:19 | COLUMN

Complete Live At The Plugged Nickel disk:1 (1965)

今日は水曜日、今週2日目。さあ、エンジン全開! と行きたいところなのですが、実は眠い、相当に眠い・・・。夕べはお得意の「戦略本」をお読み終え、その後とある3部作の小説に手を伸ばしたのが運の尽き。1巻目が終わり2巻目の中ごろには、外でなにやらバイクの音・・・なんと新聞配達のお兄さん。「えっ!?」と時計を見ると4時半。もちろん、朝の4時半。それでもひるむことなく、切りのいいところまで読んで本をたたんだのは5時過ぎでした。本の内容はいずれお話しします。もちろん定時に出社。もちろん「眠い!」。かなりな角度で「眠い!」。

午前中はファイア・コールを受けてお客様を訪問。午後からは、弊社の誇る助さんとともにお客様を訪問して、企画プレゼをさせていただきました。全力でベスト・オブを実現します。戻って、今度は一人でお得意様を訪問して、サイト関連の打ち合わせ。戻ってみると社内は今日キック・オフの案件と明日カット・オーバーの案件の対応で殺気立ってる。こそっと席についてあれこれ事務仕事。夜には定例の感のある営業ブリーフィング、今日はちょっと長かった? 朝、朦朧として布団から出たときは、定時退社を固く心に誓ったはずなのに、ああ、それなのに・・・退社したのは9時を過ぎていました。トホホのホです。

帰り道、信号待ちしてると、なんだか後ろが騒がしい。バックミラーで見てみると、車を降りたドライバー同士がなにやら言い争いをしてる。些細な事から喧嘩になったのでしょうねぇ〜。怒鳴ってるやせたお兄ちゃんをミラー越しに見ながら思ったことは、「薄いなぁ〜」。うちの社内には10名ほどの人間がいます。今日も顧客訪問とかで、10人以上の社外の方と会話しました。仕事以外でも沢山の方と挨拶したりお話したりするのですが、一人一人私の中に記憶のイメージがあります。もちろんそのイメージは成長したり変化したり、中には残念ながら薄まってゆくものもありますが・・・

そんなイメージには厚みがある。ぺらぺらの紙に書いた絵のような、本当に姿かたちしかないものから、立体感だけでなく色や動きや香りまで伴って、かつ鮮やかに変化してゆくものまで。あくまでも私の抱いた印象、心象なのですが、記憶の中の人物像にはアピアランスだけでは厚みは存在しない。ぺらぺらです。羨ましいほどのプライドや、熱いハート、多彩な趣味、鮮やかなロジック、心を動かす表現力や感性、耳に響く心地よい声やトーン、趣味のいいネクタイや靴、知性の潜む深い瞳、しなやかな身のこなし。そういったものによって、その人の立体感、厚みが付与されます。そういうもののない、つまりは取るに足らないつまらない人間ほど、薄っぺらく記憶に保存されます。(もちろん、賞味期限も短い)私は・・・・? そう、私はあなたの記憶の書棚の中で、どのくらいの厚さがあるのでしょう? せめてスライスハムくらいではいたいものです。んー、まだまだ磨かねば・・・当面の目標は3枚重ねです。

今夜のマイルスは、プラチナ・カルテットのライブ8枚組み暴力セット、いやBOXセット「Complete Live At The Plugged Nickel」から「disk1/8:december 22 1965 first set」、つまりは同一アルバムで8夜続きます。1965年1月、バンドは前回ご紹介した「E.S.P.」をスタジオ録音。この頃マイルスさまは臀部の骨の持病で4月には移植手術をするのですが、経過は最悪で8月には再手術。でも、メンバーたちは仕事しなきゃ食っていけないわけで、マイルス抜きであちこちで日銭稼ぎをしておりました。そんな彼らがどっぷりとはまったのが「フリーJAZZ」なる禁断の果実。アダムとイブも食べた禁断の「フリーJAZZ」(食べてねぇ〜)。まあ、そもそもトニーもショーターも元来そういう色のミュージシャンで、なんたってコールマンを追い出したくらいですから・・・で、久々のマイルス参加のライブ、1965年12月22日〜23日。場所はシカゴの「プラグド・ニッケル」、エンジニアは魔術師テオ・マセロ。久々にステージに立った帝王マイルスも、フリーにとち狂ったメンバーに触発されて、それはそれは前衛的な演奏に終始します。ナカヤマ氏はマイルスvsフリー狂メンバーなんて言ってましたが、とんでもない、マイルスもしっかりフリーしてまんがな! 楽しんでまんがな!

1曲目、懐かしの「If I Were A Bell」、しかも光速でしかも16分42秒の「If I Were A Bell」。もう違う曲でんがな! しかも、なんなんでしょう、このかっこよさは!! 2曲目「Stella By Starlight」、イントロ・メロディこそ、あの「Stella」ですが、マイルスのウラウラウララから始まっちゃってます。途中、ちょっとモードに先祖帰りしたりもしますが、結果はフリー版「Stella By・・・」。ハンコックがみょーに「Voyage」してて、いや気持ちはわかりますよ。でも個人的には「Voyage」の100倍いいです。激辛です。でもですねぇ、かの名曲を皆でここまで弄べば、きっとほんとに快感なんでしょうねぇ〜。左に鎮座する黒人らしいおっちゃん、ちょっとうるさいよ、あんた! 「Be quiet」でっせ! 終わるやいなやの連続攻撃は3曲目「Walkin'」、どうだどうだの「Walkin'」。またまたマイルス、ウラウラウララ。最初と最後のテーマ聴かなきゃ、何の曲なんだかわかりまへんがな・・・4曲目「I Fall In Love Too Easily」、スローですがフリーです、ショーター吹くまくり、ハンコックもセシりまくり。メンバーのバランスもトーンも、さすがのテオ・マジック。

マイルスも自伝で語っているように、当時のバンドの演奏はとにかくスピードが早くなっていった。演奏できない速さがその曲の高速化の限界でした。それもこれもひとえにトニー坊主のせいなのでしょうなぁ〜。その速さとフリーアプローチで、錆びかかったかつての名曲が、別の曲として解体され再構築されててゆく。そんなこんなで、とりあえず22日の"First Set"は無事終えることになるのですが・・・

Plugged_Nickel.jpg

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