2006.08.02

COLUMN

「戦国策」に思う。

水曜日になりました。午前中、コロ助でお客様を訪問。サイトからプロモーションまでいろいろお話させていただきました。長時間、ありがとうございました。ご満足いただける企画をお出しいたします。午後からは高速を使って県外へ移動。お得意様にお邪魔して、新しいビジネス・プログラムの企画に関するヒアリングをさせていただきました。こちらもビジネス要件を満たす企画をお出しいたします。帰社して雑務を処理し、もう一件お得意様を訪問させていただきました。夜には営業ブリーフィング。その後、大先輩であり私の師匠でもある、とある社長様を訪問させていただき、あれこれご相談させていただきました。いろいろと御指南もいただき、元気をいただいて帰りました。あらためて社長さまの懐の広さと背中の大きさをしみじみと感じました。その先輩社長が愛して止まないという「上杉謙信」。私も少しお勉強してみようと思います。こうして、東奔西走、帯状疱疹なりかけのお疲れ者、トホホ社長の真夏の「週なか日」が暮れてゆきました。

中国の「戦国策」に次のようなことわざがあります。

「人之有徳於我也、不可忘也。吾有徳於人也、不可不忘也。」

はい、さっぱりわかりませんよね。日本語で言うと、「人が自分に施してくれた恩恵は忘れてはならないが、自分が他人に施した恩恵は忘れなくてはならない。」ということです。

恩義・恩恵というのはだいたい、困ったり悩んだりしているものが受け、ありがたいと感じるものです。場合によっては、受ける方以上に困っていても、「義を見て・・・」とばかり、恩義をかける場合もあるでしょう。ところが得てして人間と言うものは、「喉元過ぎれば・・・」の喩えにもあるように、自分が苦しい時期を脱すると、いただいた恩義も一緒に忘れ去ってしまったりします。そして逆に施した恩義はいつまでも忘れることなく、「あいつはあの時、これこれしてやったのに、恩をあだで返しやがった・・・」などとなってしまいます。

凡人の私には、なかなか実行できない崇高な命題かもしれませんが、私自身が思う「人の道」というのはそういうことだなと思いますし、そういう人生を送りたいなと、大先輩のお話を聞きながら改めて思った一日でした。

こう暑いとなかなかマイルスに手が伸びません。今夜はマーラーの5番です。もちろんバーンスタイン指揮ウィーンフィルです。明日もがんばろう!

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