2006.08.17

Baseball

「高校球児に学ぶこと」

Complete Live At The Plugged Nickel disk:5 (1965)

楽しかった夏休みも終わり・・・(笑)。散髪したての髪は短く、日に焼けて真っ黒。そのまんま夏休み明けの少年です。陽水の世界です。今日から本格的にお仕事。午前中は、お休み前後の調整やら確認やら。午後からネットワーク関連でお得意さまを訪問。帰社して営業関連の雑務。今日は足慣らしと言うことで、早々に退社いたしました。

テレビでは、高校球児の夏の熱戦が繰り広げられています。お休みの間、暇を見つけては、まだあどけなさの残る彼らの一戦一戦に感動しながら、テレビに釘付けになっていました。その辺にもごろごろいる高校少年たちが、こんなにもおじさんたちを感動させるなんて、いやはや「恐るべし高校野球」ですなぁ〜。接戦善戦の末に敗れ、涙顔一杯の若者たちを見ると、ついついこちらもじーんとしてしまいます。いや、うらやましいなぁ〜。だって、あんなに輝いているのですから!

野球は、基本的に見るのもするのも好きです。最近は見るばかりなりですが、以前は昼食をそそくさと済ませ、お昼休みにバッティングセンターに行ってたほど。で、今日は野球のお話など・・・

御存知の通り、野球は9人で行います。あの広いグラウンドを、9人で役割分担して守るんですよね。三振にしとめてもらえば野手の出番はないのですが、どこに飛んでくるかは神のみぞ知る。だから守る時にも、それなりの緊張感があります。外野を守っていても、テニスほどではないにしろ、結構つま先体重だったりする。で、ボールが守備範囲に飛んでくれば、しかるべき守りの処理を行います。この辺はある意味、会社に似ていますねぇ。遊撃手に指名されたら、その場所で期待される成果をあげる。万一のミスに備え、他の選手がカバーリングも行います。こうして9人全員で、隙間のないように守りきる必要がありますが、なんと言ってもキーマンは打者に対する戦略を構築し指示する捕手と、その指示に従い百数十球を全力で投げきる投手。でも、やはり野球は9人でするものです。一人欠けても、不戦敗となります。個々の実力や精神力に大きく依存しながらも、やはり全体にはチームワークがとても大切なスポーツです。

こういうチームワークを必要とするスポーツや競技を、緊張感を持って打ち込んだ経験のある者とそうでない者とでは、おのずと組織(チーム)に対する価値観が異なるのではないでしょうか? もちろん、テニスや格闘技のように、「己が全て」の戦いを経験することもとても大切なのですが、少なくともうちのような会社では、チームワークがとても大切な要素になります。野球経験者、手を上げて! いや、草野球でいいから・・・。えーっと、子供の時でもいいんだけど・・・今から、野球チーム作りますか? 部長! 夏休み明けも、やはりトホホでした。

えー、久しぶりにマイルス行きます。季節柄、ボサノバ・オン・パレードなどをとも思ったのですが、それはまた来年にでも・・・。今夜は7月29日に続き、Plugged Nickelの2日目のFirst Setから。

演目は一日目First Setと同じ「If I Were A Bell」から「Stella By Starlight」「Walkin'」そして「I Fall In Love Too Easily」。相変わらず、Plugged Nickelアレンジの高速チューンなのですが、2日目になると、1日目とはまた違ったチャレンジが見え隠れしてます。つまり、より高速によりアグレッシブに。特にコルトレーンかと思わせるショーターの饒舌と、それに影響された御大マイルスがすごい。もちろんトニーはしばきまくりだし、ロンも真夜中の徘徊。Stellaのマイルスはかっこよさがこっちの勝ち。ハンコックはしらばっくれてカクテル・ピアニストに徹してます。角がすっかりとれたというか、みんな消化しちゃってるというか、本当にスムーズかつアグレッシブな演奏(って、こんな表現、プロならしないよなぁ)。もうこれ以上のスピード出したら、ばらばら空中分解という速度の「Walkin'」に続き、今夜も泣かせます「I Fall In Love Too Easily」。思うに「フリー」全盛の時代にあって、「フリー」じゃなきゃ儲けさせてくれない白人社会において、この辺がマイルス最大の善処であり、その美学と時代とのせめぎあいの接点であり、最適解なのでしょうねぇ。もちろん私は、マイルス派に一票です。

めちゃめちゃかこいいジャケットを一興公開。デザイナーさん、こんなサイトデザイン、たのんます!

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