「風林火山」

2007年1月11日 14:34 | JAZZ

MILES SMILES (1966)

今年の大河ドラマ「風林火山」が先週から始まりました。今回の風林火山は、武田家足軽大将の山本勘助が主役です。実在したかどうか定かではありませんが、まあ硬いことは言わずに、戦国乱世の処世術やら人間模様やらを楽しませてもらおうと思います。また、最近公家16か条をご紹介している長尾影虎(上杉謙信)には、これまたわたくしめがちょっぴりファンのGacktがでます。どのような演技を見せてくれるのやら、楽しみです。そうなんです、わたくしめ「美女」には強いのですが(?)、「男前」に弱いのです。

登場人物がそこそこ多くて、その関係がわかりにくいかもしれませんね。そういう方はNHKのオフィシャルサイトに「登場人物」相関図がありますので、手元に印刷してご鑑賞ください。いえ、A社長はそんなものは必要ないですよね!平和時とも言える江戸時代の「武士道」ではなく、まさしく現代と同じような乱世の時代の「武士道」のリアリティも、触れることが出来ればと思っています。

さて、今日はちょっとはずして久しぶりにマイルスをご紹介します。いよいよポストモダンジャスのマイルスに突入してゆきます。

60年代に入ってのマイルスをおさらいしてみると、60年にフリーモードに突入前夜のコルトレーンとサヨナラコンサートならぬお別れ欧州ツアーを行い、61年にはハンク・モブレイが入って「いつか王子様が」を録音、サンフランシスコのブラックホークでの名演。63年には「Seven Steps To Heaven」を録音するが、この頃から愛妻フランシスとの仲違いが始まります。64年には名作「MyFunny Valentine」「Fore And More」をNYでライブ録音、7月には初来日を果たします。かのビートルズの来日の2年前のことでした。翌65年には黄金のクインテットで始めてのスタジオ録音「ESP」をリリース、そしてその年の暮れには、シカゴのプラグド・ニッケルに乗り込んで先般長きに渡って御案内したとんでもないライブアルバムを残します。

60年代は四半世紀続いてきたバップ・イデオムが崩壊し、束縛から解き放たれたフリーへ、あるいは和声の中での即興を越えた新しい音楽への挑戦が始まった時期です。マイルスもあくまでの彼の引いた境界線の中で、限りなくフリーに近づいたのが、「プラグド・ニッケル」でした。そして、1年後の66年に久々にスタジオで録音されたのが、今日御紹介する「MILES SMILES」です。

時代もマイルスも、ポスト・フリーを模索していた時代。前回の「ESP」の延長線上、いわゆる新主流派的なつくりになっていて、3曲目のショーター作「Footprints」などは、明らかに新しい時代のJAZZになっています。また5曲目のエディ・ハリス作「Freedam Jazz Dance」は、バッピーな曲を新しい感性で演奏しようという試みで、トニーの太鼓に乗って流すマイルスが堪能できます。ショーターもフリーというほど踏み外すことなく、あくまでも新しいものを模索する姿が垣間見えます。演奏の後に「テオ、テオ」と話しかけるハスキー・マイルス。もうテオ・マセロは、マイルスにとって完全にメンバーの一人、いや寄って立つ大切なものになりかけていることをうかがわせます。新しい恋人、シシリー・タイソンに出会ったのもこの頃でした。マイルスの、いやJAZZという音楽の夜明け前、うごめく命の誕生の鼓動です。

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