2007.04.23

F1 & Cars & Bike

「続々・遍歴の告白」乗り物編・バイク シーズン:1

YAMAHA AT125

いよいよ息子もすくすくと成長し、無事志望の高校に入学しました。ああ、私の息子の話ではなく、私自身のことです。そして勉学に勤しむと思いきや親の意に反して日々ロックとバイクに没頭。高校1年の16歳には免許を取得し親にねだって買ってもらったのが初めてのバイクがこれ、YAMAHA AT125でした。


YAHAMA AT125

今はもうなくなってしまったのですが、近所にYAMAHAのバイクショップがありまして、通学の帰りにそこでよくRT360に乗ってるおにいちゃんを見かけました。RT360というのはYAMAHAの誇るトレールバイクRT-1の後継モデルで、360cc単気筒。キックスタートで山のようにブーツを壊したという伝説をそのまま引き継いだ、まさしく男の乗り物でした。


YAMAHA RT360

帰宅の歩をとめてしばらく眺めてるとオーナーのお兄ちゃんが出てきてエンジンをかけます。片スタンドを立てたまま、キックを手でちょこちょこっと押して、ピストンを上支点まで追い込み、そのままバイクにまたがって左足はステップの上。おもむろに全体重を右足にかけてキックを踏みおろします。生半可にやるとはげしいケッチンを食らって、それこそブーツがお釈迦、下手すれば捻挫・骨折の憂き目に合います。そんな(神聖な)始動の儀式とともに始まる単気筒独特の、「パンパン」という不規則な爆発音。それに15の私はすっかり魅せられてしまいます。

しかし、いきなりのバイク生活であのケッチンに絶えられるのか・・・。もちろん高いし・・・。かじれる親のすねと近所に住むいとこと同じと言う理由で、税金が安く車検もない125ccのAT125を買ってもらいました。色は赤と青から青を選択。この頃から「青好き」でした。

このバイクとは約2年間のお付き合い、全走行距離は覚えていません。はじめの500kmまでは慣らし運転をした記憶があります。もちろん初めての公道走行バイクですからあちこち出かけましたし、沢山の思いでも作りました。地元柄、山道や河原を走り回る面白さを知ったのもこのバイクでした。でも、さぞかし親は心配していたでしょうねぇ〜。

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