BOSS's Column

リュック・ベッソン・プロデュースの運び屋シリーズ第2弾。愛車も前回のことがあり（ネタばれ？）同じドイツ車でもアウディA8に、場所もフランスから一転ハリウッドに。（何で？）もちろん、事件は起こるわけでありまして・・・。

前作同様、人気のない駐車場に静かにたたずむく黒いセダンから物語は始まります。今回は麻薬撲滅運動をしている裕福な家庭の一人息子のお出迎えというなんとも平和な依頼。1作目がいきなり銀行前への出迎えなのに対して、今回は・・・。

前作で感じられたことはやはり誰しも思ったのか、今回はフランクと少年との間の「約束」、ある種の友情がテーマになっていて、まずそこで感情移入しやすくなっている。少年の母親と微妙な愛を感じさせるも、前作のようにお手軽インスタント・ベッドインはなし。今回は確実にフランクというキャラクターつくりに成功しているような気がします。カーチェイスも車が小ぶりになっただけ迫力もまし、キス・オブ・ザ・ドラゴンなどの振り付けをしているコーリー・ユンによる格闘シーンもさらに切れ味を増してます。消火用のホースでの格闘は見もの！

ただこのアクションがあまりに華麗すぎて、前作ほどの微妙なリアリティは逆に薄れてしまいました。ってか、ベッソン・トレース？そして、病原菌と解毒薬というのも、チェイスの理由には恰好なのですが、女殺し屋ともどもはやり現実味を薄めさせてしまってる。まあ、ハリウッドものでもなく、香港ものでもない、ハード＆クールな主人公のアクション・ドラマとして、気楽に御堪能ください。でも車でしょ？いくらなんでも、そんな早く走れないだろうに・・・（苦笑）。

出演：ジェイソン・ステイサム,アレッサンドロ・ガスマン,アンバー・ヴァレッタ,ケイト・ノタ,マシュー・モディーン,ジェイソン・フレミング
監督：ルイ・レテリエ
制作：リュック・ベッソン　2005年

BOSS的には・・・★★★☆☆

トランスポーター2 DTSスペシャル･エディション

ジェイスン・ステイサム

おすすめ平均：
笑えるし、かっこいい
こっちの方がまだマシ
リュック・ベッソン製作の少林サッカー
カッコイイ！余計な事はいらない。とにかくアクションがカッコイイ！
渋いね〜。声が渋いね〜。

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