2007.08.16

Movies

INSIDE MAN 邦題:インサイド・マン

いやいや、タイトルにご注意!のサスペンス映画です。

白昼のマンハッタンのとある信託銀行で強盗事件発生。進入までの手際のよさは用意周到な計画的犯行。普通ならさっさと金品を奪って逃走なのですが、この犯人たちは人質50人あまりを取って、なんだか予定通り立てこもってしまいます。SWATが主人公の映画なら、膠着状態から突入劇!となるわけですが・・・。

犯人グループのリーダー、ダルトン(クライヴ・オーウェン)は一体何を考えているのか・・・。現場をまかされた捜査官フレイジャー(デンゼル・ワシントン)は、型どおりの犯人グループからの要求にもどうも納得がいかない。そこへ、第3の人物登場。銀行の会長に雇われた交渉人のやり手女弁護士(ジョディ・フォスター)。3人のやり取りや言動は、まさに誰が現場の、いやこの犯行というか事件の、もっと言えば事件後の生活・人生も含めた主導権を、誰が取るかのぎりぎりの綱渡り。手に汗握ります。

そしていよいよエンディング。犯人グループと同じ服を着た人質たちは解放されるのですが・・・あとは見てのお楽しみ!

監督はスパイク・リー。そうですあの黒人社会を代表する社会派監督。私自身も「マルコムX」以来で、思わず「これって、社会派映画?」と見る前には思ってしまった。いえいえ、なかなか手の込んだサスペンス映画ですよ!シーンの折込みや3人の葛藤が人間レベルで等しく描かれていて、さすがリー監督!といったところ。これはいけます!

出演:デンゼル・ワシントン,クライヴ・オーウェン,ジョディ・フォスター,クリストファー・プラマー,ウィレム・デフォー,キウェテル・イジョフォー
監督:スパイク・リー 2006年

BOSS的には・・・★★★★

インサイド・マン

おすすめ平均:4
3かなりあやふやな記憶ですが
4銀行強盗はすぐに逃げないで何処かに潜むのが一番だ
5心地よい上質の犯罪映画

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