2007.08.08

COLUMN

「感性と論理、あるいは心と頭(技)、プラス体」

今日も午前中は某講習。午後からは2件のサポート&お客様訪問。一般論ではなく、ある意味Vistaはすごい。○ロクはぼろい。夜は同友会の理事会に代理出席。ええ、もちろん理事会に出席するような立派な立場ではありませんので、あくまでも代理です。今日の収穫は、「ええっ〜こんな誤字脱字の書類でいいのか〜。」ってことかな?ってか、誰かもうちょっとチェックしたら?キョクチョーッ!!

ところで今日、「感動して涙したので、是非皆さんにも聞いて欲しい・・・」という催し物の紹介がありました。興味がないわけではないのですが、当日は予定があるので・・・。それと、お陰さまで私には「涙する感動」の類は両手に余るほどあって、現在消化不良中なのです。

とある映画の中のちょっとした台詞、ヒグラシに追われる様に沈む夕日、マイルスのひと吹き、ふと触れた親切さんの片方の頬の上の笑顔、しおれた花瓶の花、予想もしなかったありがとうの一言、名画に埋もれそうな名も知れぬ画家の描いた一筆、演奏前の調弦の響き、ふと見上げたある日の空、電話の向こうの母の声・・・

そういうものをいっぱい受け止める時間は、私にとってはスイッチはオフです。では、オンは?そうです、仕事です。仕事をしている時、仕事やその延長、たとえば同友会のような自分を磨く場であっても、これはあくまでオンの方の私。オフの時の自分は、前述のような時間の中で磨かれている(はず・・・?)。ですから、オンの時には、みょーな個人的な感情は持ち込みたくない。ちゃぶ台ひっくり返す振りをしても、最終的には論理的に処理しようと努力します。それはなぜか?

私にとってオンは「目的」を持っています。一方のオフには「目的」がありません。つまり、私にとって目的のないオンはあり得ないし、目的のチラつくオフに心動くことはありません。もちろん、オンの時も感動したり感激したりします。しかし、そうなることが目的ではありません。

人がいれば、感動は生まれるもの。あるいは、そこにいるだけで感動を与えるようになりたい。その為には、オフで研ぎ澄ました感性が、逆にロジカルに動くオンの隙間からこぼれる。情熱という真っ赤な包み紙で丁寧に包まれた、この世に二つとないスペシャル・ワークス。そういうふうになれればいいなと・・・

もちろん、いまだに両方とも「白帯」です・・・。

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