2007.09.04

COLUMN

「ザンショ」

今日も残暑厳しい一日でした。午前中は社内でデスクワーク。午後から市外へサポート1件。その後、市内のお得意様を訪問して、あれこれ。あれこれとはご要望の対応から、自身のネットワーク設定の尻拭いまで含まれます。休憩時間(!)には、このブログもご訪問ください。そうそう、ビール腹にはビリーですぞ!

先日の「風林火山」。川中島の戦い目前ですが閑話休題、久しぶりに由布姫を見ましたねぇ〜。怒ってました、そりゃそうですよね。父親を死に追いやられ、御家断絶の瀬戸際となり、その張本人の妾として嫁ぎ、しかも本家ではなく遠くはなれて隠居状態。気がつくと信玄、甲裴一の美女と噂の武田家支流、油川源左衛門信守の娘於琴姫(油川夫人)を身ごもらせて、密かに側室に迎え入れようとしている。

以前は信玄の不器用でピュアーな愛に、激しい復讐心をも捨てた彼女だったのですが、勘助の問いつめにしらばっくれる信玄の様子はまるで喜劇。まあ、これで女としてのジェラシーだけで話が進んでは、こちらも喜劇になってしまうので、そこはあくまでも井上先生の筆さばき。息子四郎(後の武田勝頼)に諏訪家の復興を遂げさせるのか、それとも武田家跡目をさせるのかという問題に展開します。

信玄自身は、勝頼に武田家直系の「信」ではなく諏訪家通字「頼」をつけたということは、武田家ではなく諏訪家を継がせようと思っていたとの説もありますが、いずれにしても正室三条の方との3人の息子たちは、いずれもさまざまな理由で跡取りする事が出来ず、結果的には勝頼が武田家を継ぐことになります。

彼女が、ドラマで見せているような政治力や深い思慮、激しい気性を持っていたかどうか。そもそも彼女の存在自体が記録にはあまり残っていないようですが、彼女自身の死期も近づきつつあります。(あっ、ネタバレ?)

勘助の秘して慕う女性。がんばれ、由布姫!おじさんも応援してるぞ!

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