2007.11.19

COLUMN

「ぶどう饅頭」

新しい一週間が始まりました。社内清掃、朝礼に運営会議。いつもと同じ、一週間の始まりです。午前中は、あれやこれやばたばたと社長業、いや庶務仕事。午後からサポート2件。その間、お電話やメールにて、お客様とコミュニケーション。御用命、ありがとうございました。

で、あっという間に夕方に。月曜日は夜のジキル。Webデザイナー講習4日目は、Webに関するファイルやフォルダの扱いと、プロデュースの概要、そしてFWからDWへの連動の実習。あと2回やったら、別の先生にバトンタッチ。帰宅して、すっかり冷えた体を湯船で温め、食事を済ませたもう11時。ようやくブログにたどり着けました。明日も、朝から夜までぱっつんぱっつんです。

さて、「ぶどう饅頭」です。

私の生まれ育った三好郡井川町(三好市井川町)は徳島県西部に位置し、山々をうねうねと巡ってきた四国三郎吉野川が、大流となって東に進路を取る場所です。国道やJRは、ちょうど高松〜高知の中間で、徳島市内からの道路や線路が始まる場所。四国で言えばちょうど中心あたりになります。

で、その井川町から徳島市内へ、吉野川沿いに下ってゆくと、ちょうど徳島市内との中間地点の吉野川南岸に美馬市穴吹町という町があります。北岸はうだつで有名な脇町があり、北へ山を越えると塩江を抜けて高松に続きます。

その穴吹町に「日乃出本店」と言う和菓子屋さんがありまして、ここで昔から売られているのが、先週末のブログのコメントに突如登場した「ぶどう饅頭」であります。

山梨でもないのになんで徳島の穴吹で「ぶどう饅頭」なのか?

ちょうど穴吹から南に位置するところにそびえる剣山にその名の由来があるのです。この剣山は標高1955m。古くから武道信仰の山として有名でした。そこで、信者へのおみあげとして「武道=葡萄」ってなことで創業者がつけたらしい。当時の「おやじギャグ」ですか・・・。まさか、○崎さんじゃないでしょうねぇ〜。

このぶどう饅頭、1本の串に5個の葡萄色の饅頭がついています。串は露出していません。○崎さんのおっしゃるとおり、最初に1個食べないとつかめないのです。

なぜみたらし団子みたいになってないのか?

実はこれも面白い話があって、なんでもその昔、これを買って風呂敷に包んで帰ったお客さんから、串で風呂敷が破れたとクレームがあり、それいらい串いっぱいに団子を刺すようになったらしい・・・。律儀ですなぁ〜阿波の人は・・・。

味の方は、饅頭と言っても餅はなく、葡萄味の餡子のみで、口の中でホロホロっと解けてゆきます。どうです、おいしそうでしょう?徳島に行かれた方は、是非一度買って食べてみてください。

今では、池田駅構内売店とか徳島市内の名店街などでも売られていますが、私が幼い頃は本店のみの販売。当時、徳島とかに何かの用事で出かけたちょっとリッチな人がおみあげにこの「ぶどう饅頭」を買ってきてくれるのを、首を長くして待っていたものです。その頃のコマーシャルが、「海越えて、褒められに行け、ぶどう饅頭」というものだったのです。

日之出本店は検索しましたがサイトがないようです。今度、ぶどう饅頭買いに行ったついでに、営業してみようかなぁ〜   ^_^;

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