Sa Som I Himmelen 邦題:歓びを歌にのせて

2008年1月 2日 12:10 | Movies

スウェーデン映画。世界的な名声を手にした指揮者の主人公が、心労に倒れ生まれ故郷に戻って、音楽を通した人々との触れ合いの中で、音楽の持つ真の力に触れる物語です。

主人公ダニエル(ミカエル・ニュクビスト)は、指揮者として世界的な成功を手にし、大きな名声を得ていました。しかし、命を削るかのような激しい指揮やタイトなスケジュール、「音楽という仕事」だけの生活に彼の心臓は耐え切れず、ある日ステージで倒れてしまいます。

肉体的・精神的に限界を感じたダニエルは、突然すべてを捨てて、幼少時代を過ごしたスウェーデン北部の雪に囲まれた小さな村にたった一人で戻ります。クラシック界にデビューした際に名前を変えた彼を知るものはおらず、廃校になった小学校を買い取って、ひとりながら穏やかな暮らしが始まりました。

ある日、牧師に地元の聖歌隊の指導を依頼された彼は、それまでの自分のいた世界とはあまりにもかけ離れたレベルに戸惑いを感じますが、歌うことを心から愛する純朴な村人の思いに応えようと、週一回の練習を始めます。参加する人々はみな、変化の少ない田舎の暮らしの中でも、それぞれの悩みや苦悩を抱えていました。その象徴でもある村の教会が、「神」の名の下にかせていた人々に対する心の忍耐を、人々は音楽を、歌うことを通じて解き放ってゆきます。

この教会や牧師夫妻とのかかわりを描いている点で、この映画の持つ力を感じます。それはキリスト圏ではもしかするとタブーな表現なのかもしれませんが、教条ではなく真の愛や生きることの喜びであると、あまりことさらに表現すれば、それはそれでただの啓蒙映画になってしまう。その辺をぎりぎりのところでうまく表現できています。

自分の意思で生きること、愛することとはそばにいたいと思うこと。好きな人を想うことの歓び。そういう単純なお話なのですが、なぜか涙が止まりません。途中、何気なく歌われる歌にも涙してしまう。本来、音楽とはそういうものなのかもしれません。こういう映画にありがちな、押し付けがましいヒューマニズムも、過剰な恋愛沙汰もありません。そういう意味でも秀作です。

隣にいるひとが誰なのか?なぜそこにいるのか?今なぜ、あの人と一緒にいないのか?

そんなことに疑問を持ったら、是非この映画をご覧ください。クラシックに詳しくない方でも、全然OKです。言葉にならない喜びに、涙してください。

出演:ミカエル・ニュークヴィスト,フリーダ・ハルグレン,ヘレン・ヒョホルム,レナート・ヤーケル

監督:ケイ・ポラック (2005年)

BOSS的には・・・★★★★★

歓びを歌にのせて

おすすめ平均:4.5
4北の大地の魂の復活劇には、半端ではない説得力があった。
5悲しく、そしてとても美しい。ココロ震える映画です
4いい物語なのに音が・・

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