ガブリエル・ユルバン・フォーレ レクイエム 作品48(1888年)

2008年8月 9日 23:08 | CLASSICS

「レクイエム」とは、カトリックで死者の安息を神に願うミサです。そしてその時に歌われる聖歌をまた「レクイエム」と言います。一方、世の中には「3大○○」というのが沢山あって、クラシックの世界でも「3大レクイエム」と言うものまであります。それは、皆さんもよくご存知のモーツァルト、ヴェルディ、そして今日ご紹介するフォーレのレクイエムです。

フランス南部の小さな村の1女5男の末っ子として生まれたガブリエル・フォーレは、その後パリの宗教音楽学校に進み、ここでサン=サーンスにピアノと作曲を教わります。その後、パリのマドレーヌ教会のオルガニスト、主席ピアニストとして活躍し、後にサン=サーンスやフランクらと共に、フランス国民音楽教会の設立にも参加しました。

その生涯のほとんどを教会のバイオリニストとして過ごした彼の作風は、宗教的な崇高さを持ちながら、一方で甘美で官能的な旋律が特徴です。またこのレクイエムは、当時のカトリックでは必須であった「怒りの日」などをが削除されており、そのままでは実はミサに用いることの出来ない形式でした。

確かに、死者の鎮魂を目的とし典礼にしたがって演奏するには、あまりにも甘美で官能的な曲です。全7曲からなるこのレクイエム、本来ミサ終了後の祈りの歌である6曲目「リベラ・メ」、そして棺を埋葬する時に用いられる祈祷文に曲を付けた終曲「イン・パラディスム(楽園に)」というエンディングが、宗教曲を超えた天上の楽曲を思わせます。

「私のレクイエムは、死に対する恐怖感を表現していないと言われており、なかにはこの曲を死の子守歌と呼んだ人もいます。しかし、私には死はそのように感じられるのであり、それは苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他なりません。」

自分がこの世を去るときは、「モーツァルトのレクイエムを・・・」と思っていたのですが、もしかするとその時には、「フォーレのレクイエムを・・・」と今際の際で語るかもしれません。

とりあえず今日のところは、熱く長い戦いの一日を終えた疲れきった魂の鎮魂に・・・。

フォーレ:レクイエム

おすすめ平均:4.5
3今の耳で聞くとちょっと
5歴史に残る名盤
4好みの問題
5永遠の安息
5比類なき名演奏のひとつかと

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