ジュゼッペ・ヴェルディ 歌劇「リゴレット」(1851年)

2008年9月23日 21:20 | CLASSICS

秋になりました。ということで、今日は先日高松公演を拝見したヴェルディの中期の傑作「リゴレット」をご紹介します。道化師リゴレットと一人娘ジルダに降りかかった悲劇の物語です。

まずテノールとして登場するのはマントヴァ公爵。好色であり、夜な夜な公爵邸の大広間で饗宴を催しては、女性を物色し、飲めや歌えの乱痴気騒ぎをしていました。

そのマントヴァ公爵に仕えるせむしの道化師がリゴレット。彼はバリトンです。いつもいつも、公爵の権威を傘に着て、伯爵たちを笑いものにしているリゴレットは、実は他の家臣から疎ましく思われていました。

リゴレットには目に入れても痛くない、16歳になる一人娘ジルダがいました。公爵のためとはいえ、ふざけた道化を演じる彼が、唯一心を落ち着ける時間。それが娘ジルダと共に過ごす時間でした。

ところが好色のマントヴァ公爵が、教会で見初めたジルダに急接近。彼女の心を射止めますが、その夜彼女はリゴレットの愛人と間違われ、家臣たちによって連れ去られます。

ということで、リゴレットの娘への愛、マントヴァ公爵のジルダへの遊びの恋、それに応えるジルダの純粋な愛、後半では殺し屋の妹マッダレーナの愛など、登場人物それぞれの愛が交錯し、そのことでドラマは意外な方向へと展開してゆきます。

アリアとしては、公爵が女性を物色しながら歌う「あれかこれか」、貧しい学生だと名乗り公爵に告白されたジルダが初恋の想いを歌う「慕わしい人の名は」、ジルダが誘拐されたことを知りちょっと真面目に彼女を想って公爵が歌う「ほおの涙が」、ジルダが公爵の下にいると知ったリゴレットが怒りをあらわにして歌う「悪魔め、鬼め」、そしてこのオペラで最も有名な公爵の「女心の歌」があります。

私的にはもちろん有名な「女心の歌」も好きですが、恋心を打ち明けあう二人の二重奏「あなたは心の太陽」「私を愛すと、ああ、いまいちど」などが好きです。やはりソプラノとテノールはオペラの華ですよね!

バリトンが主人公のオペラですが、やはりテノールがしっかりと美しく響かなければだめだめなオペラであることは、先日の高松公演日記でも書いたとおりです。

心理描写や場面展開などが複雑なのですが、ヴェルディらしい多くのステディな美しい曲が埋め込まれた素敵なオペラです。

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