2008.11.05

COLUMN

「オバマと同友会」

昨日と同じく、今日も夜は同友会で、帰宅は10時過ぎ。その間に、第44代アメリカ大統領にバラク・オバマが選ばれました。「黒人初」と言われていますが、正確には白人以外の「有色人種初」ということですか。ただ、ケニア人の留学生と白人の間にハワイで生まれ、インドネシアでも暮らし、アメリカに渡って47歳で大統領になる。そういう国でもあるんですよね、アメリカって。

彼は言います。「Yas, We Can!」

国政に携わってまだ4年。これからその真価が問われるのですが、3億人の国民に対して、シンプルで力強いメッセージを発しました。

「やればできる!」「がんばってみよう!」「不可能はないよ!」

それを受けて、某国のTOPが記者会見で・・・「我が国との50年に及ぶ日米関係を維持することを希望する・・・」

それって、いわゆる50年体制の維持をお願いするということ?某政党とホワイトハウスの関係を維持すると言うこと?どっち向いて、どの辺を意識した発言なのでしょうか?それとも失言?

まあ、我が国2大政党のもう一方の党首の会見は聞いていませんが、「Yas, We Can,Too!」とはきっと言わなかったでしょうねぇ〜。

これは一体何なんでしょう???経済だけではない、軍事力や外交力、政治やさまざまなものの成熟度からいって、何が何でも日本が「イニシアチブ」を取れとは言いません。地球世界って同友会みたいなものだと思います(爆)。そう、「自主・民主・連帯」!そう思いませんか?キョクチョー!

ただ、「ガンジー」にも「キング牧師」にも、共通してあったもの。同友会会員企業にも共通して必要とされるもの。それは「違い」とか「レベル」ではなく、「アイデンティティ」ではないでしょうか?

オバマは、黒人(?)という肌の色を乗り越え、一人のリーダーとして「アイデンティティ」を示しました。守旧に固執し、ネガティブ・キャンペーンでしか「アイデンティティ」を示せなかったマケインに、アメリカ国民は「No!」を突きつけました。

今こそ、日本と言う国がどういう国で、何を目指し、何を夢見ている国なのか。「美しい」だけではない、夢とリアリティのある「アイデンティティ」を、国政のリーダーたちは語り、また指し示してほしいものです。

「夢」は「やる気」のエネルギーです。人は「夢」を持ち続けていられる限り、「やる気」を失いはしません。「夢」を持てなくなったとき、人のモチベーションはゼロに近づき、あるいはスターウォーズで言うところの「ダーク・サイド」のエネルギーに打ち負かされてしまいます。

私たち国民が今、本当にほしいものは、一家に2万円ではなく、ちょっとした「夢」なのですよ!命を生涯を、いやもっと身近な自分の明日を投資できる「夢」を!

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