American Beauty 邦題:アメリカン・ビューティー

2008年12月29日 17:30 | Movies

アメリカの典型的な中流家庭を取り巻くさまざまな社会問題と、それらが偶然によって引き起こす家庭崩壊をコミカルに描いたドラマ。第72回アカデミー作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・撮影賞受賞作品。

広告代理店に勤め、郊外の新興住宅地に住むレスター(ケヴィン・スペイシー)は今年42歳。不動産業を営む見栄っ張りの妻キャロリン(アネット・ベニング)と反抗期の高校生ジェーン(ソーラ・バーチ)の3人暮らしのレスター。家族の間にはまともな会話もなく、自分を押し殺して暮らしている彼は、リストラの危機に瀕し人生が一変します。

娘の友人の美少女アンジェラ(ミーナ・スバーリ)に恋をし、そのことに気づいたジェーンは、ますます父親が嫌いになります。そんな折、退役軍人のフィッツ(クリス・クーパー)と息子リッキー(ウェス・ベントレー)一家が隣に引っ越してきます。

ドラッグ、同性愛、ティーンエイジセックスにセックスレス夫婦、リストラに不倫、退役軍人と戦争の傷などなど、現代アメリカの抱えるさまざまな社会問題が、ごく普通の家庭生活の隅をちょっとめくるとボロボロと転がり出てきます。

タイトルの「アメリカン・ビューティー」とは妻キャロラインが庭で育てている真っ赤なバラのことで、ここでは「豊かで幸せな家庭の象徴」として描かれています。またそれは劇中、官能の象徴としてレスターの妄想の中にも登場します。

問題と言っても、それぞれはどこにでもあるような、それこそ私たちの国の現代社会にも、そこここに存在するようなささやかな問題でしかありません。しかしそれらが接点を持ち、つながり始めると、大きなうねりとなって、本来か弱い、また善良な人々を一気に奈落の底へと陥れます。

次第に人間らしい、本来の心を取り戻してゆく主人公レスターですが、最後に神は審判のハンマーを振り下ろします。ちょっとした心の隙間に流れ込んでくる暗い影。どんなに敬虔に生きていたとしても、避けられない運命というなのさだめ。

しかし、何よりも必要なことは、誰かと理解し合い生きてゆくことなんだなと、人生なんてそれだけでいいんだと、反面教師を演じてくれるレスターに拍手。アカデミー映画だとか思わずに、ニュートラルにご覧ください。

ちなみにキャロライン演じるアネット・ベニングは、以前ご紹介した「草原の輝き」で映画デビューしたウォーレン・ベイティの遍歴の執着駅たる女優さんです。

出演:ケヴィン・スペイシー,アネット・ベニング,ソーラ・バーチ,ウェス・ベントレー,ミーナ・スヴァーリ

監督:サム・メンデス


BOSS的には・・・★★★★

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おすすめ平均:4.5
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