2009.05.14

Movies

While You Were Sleeping 邦題:あなたが寝てる間に

大都会で暮らす身寄りのないシングル・ウーマンが、運命のいたずらに翻弄されながらも本当の愛をつかむまでを描いたハートフルなラブ・コメディ。

大都会シカゴに一人暮らしのルーシー(サンドラ・ブロック)は、電車の改札係りで休みもない日々を過ごしています。幼い頃母を亡くし、数年前に父にも先立たれた彼女は、毎朝改札を通るハンサムな男性に片思い。男の名はピーター(ピーター・ギャラガー)。リッチな暮らしのエリート弁護士です。ルーシーは、そんなささやかな歓びをかみしめて暮らしていました。

While_You_Were_Sleeping.jpgクリスマス・イブの朝、休日出勤した彼女の目の前を通りすぎる彼。しかし暴漢に襲われた彼はホームから転落。列車に轢かれそうになった彼を、ルーシーは身を挺して救います。

昏睡状態で病院に運ばれた彼を見舞った彼女は、駆けつけた彼の家族にひょんなことから婚約者と間違われます。騙すつもりのなかった彼女でしたが、心臓が悪い祖母エルシー(グリニス・ジョンズ)、家具商の父オックス(ピーター・ボイル)、母ミッジ(ミコール・メルキュリオ)、妹メアリー(モニカ・キーナ)ら暖かい彼の家族のことを思うと、真実を語ることが出来ませんでした。

ピーターの家族にすっかり気に入られ、婚約者として迎え入れられたルーシー。クリスマスに家に呼ばれた彼女は、そこでピーターの弟ジャック(ビル・ブルマン)に逢います。

どうも個人的に嘘、もしくはそういう状態というのが許せない性格な私としては、最初に告白するか、二度と病院に行かなきゃいいのに!と思うのですが、伏線も含めそのあたりうまくできてて、彼女が周りを騙してる状態がやむをえないことを理解させられます。

それでも、天然っぽいルーシーと眉毛が気になるピーター、表情少ないジャックの3人だけでは、なんの変哲もない物語でしかない。なにせサンドラは「スピード」でブレイクしたばっかりだし、ビルも「めぐり逢えたら」で脇役として認知されたばかり。で、この作品を盛り上げているのは、周りの家族の思いをひしひしと伝える脇役たちの演技でしょう。彼らのキャラクターがあってこその、ハートフル、ハート・ウォーミングなドラマとなっています。

いやもう何度か見てるし、ありがちな展開ですし、「はい、ここで泣きましょう!」と大げさに言われるのですが、それでもやはりうるうるしてしまうのは、単に涙腺が緩んでしまってるだけかもしれません。

誰かが誰かを愛し、自分の生涯の人間だと受け止め受け入れるためには、何が必要なのか。そういうことをあまり深く考えずに、素直に登場人物に感情移入できれば、ジョン・タートルトーブの狙い通り、心温まるシンプルなラブ・コメディとして感動できます。メグ・ライアンとはちょっと違う恋に憧れるあなたに!

出演:サンドラ・ブロック,ビル・プルマン,ピーター・ギャラガー,ピーター・ボイル,ジャック・ウォーデン

監督:ジョン・タートルトーブ 1995年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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おすすめ平均:5
5幸せな気持ちになる映画です
5みんなに勧めてます。
5ラブコメとは言いたくない。
5**まさに一級品のLove Comedy♪**
4幸せなラブコメディ映画

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