2009.08.10

Books

「将の器 参謀の器」

週明けの月曜日。とはいっても昨日も仕事でしたので、休み明けの感覚はもちろん皆無。しかも睡眠不足に完治しない腰痛。しかし、振り向けばそこにはシゴトが・・・^_^; 胃薬を飲んで、仕事に向かいます。

今日は2件のお客様訪問。長時間の打ち合わせ、お疲れ様でした。ありがとうございました。

幼少の頃から、スタンドプレーの目立つ少年だった私ですが、思春期を向かえ自己の内に向かったあとは、表舞台ではなく影でサポートする醍醐味を知るようになります。つまり、「将ではなく参謀へ」。ラインのトップ山本五十六ではなく、スタッフである軍令部参謀ですね。太平洋戦争は、このスタッフである軍令部の暴走が一因でもあったわけですが・・・。

では、将から参謀に振った自分は、そもそも本来どちらにむいているのか?そこから、自社の経営改善の鍵が見つかればと思い、感動した「小説 上杉膺山」の著者である童門 冬二の「将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚”を持っているか」を読んでみました。

将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚”を持っているか (青春文庫)
童門 冬二

おすすめ平均:4
3まぁこんなもんでしょうか。
2訓話はいちいち納得できるが、机上の空論でもある
5歴史上のリーダー・参謀を現代に・・・
5管理職は必読!
4歴史を使った秀逸なビジネス書

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正直、かなり期待はずれでした。戦国時代から明治維新にかけての歴史上の人物のことは少しは理解できましたが、タイトルから想像される「将と参謀」の違いや役割とか適性とか、そういう文脈は全くなし。しかも「小説」で気になったちょっとぷよぷよした文体はそのまま。

いずれにしても、中小企業の経営者は、基本的には「将」であらねばならないし、時には沈思黙考する「名参謀」でなければならない。また日常は小隊を率いる前線の小隊長や、あるいはただの一兵卒として孤軍奮闘、白兵戦に命を賭けなければならない。第一線を離れるその日までは・・・。

さてあなたは、「将の器」ですか?「参謀の器」ですか?それとも万年2等兵?

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