アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」作品8-1~4

2009年9月25日 23:02 | CLASSICS

夏から秋へ。一日一日、季節の移り変わりを感じる今日この頃。そんな季節変わりの宵には、この曲で季節の淡い移ろいを感じてみませんか?今日は、とってもポピュラーな「ヴィヴァルディの四季」をご紹介します。

この曲は、1725年に出版されたヴィヴァルディ作曲の12曲からなるヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」 作品8に、それぞれ「春」「夏」「秋」「冬」とつけられ「四季」として親しまれるようになります。

各季節ごとに協奏曲第1番から第4番とつけられており、また各協奏曲はそれぞれ3つの楽章からなっています。普通なら1番の「春」からですが、移り行くあるいは季節の真っ只中でこの曲を楽しむ方法があります。それは今の季節、あるいは前の季節から聞いてゆくという禁じ手です。

さしずめこの季節なら、第2協奏曲の「夏」から。過ぎ去っていこうとしている夏の後姿をみながら、暑かった季節を思い、そして歩み寄ってくる「秋」の予感を堪能する。でもそれも、気づけばやがて「冬」となり、そしてまた「春」がやってくる。

こうして、全身全霊で感じる季節の音としてこの曲を聴けば、クラシックあるいはバロックの入門用の曲も違う意味でぐっと身近になると思います。それぞれの曲が呼び起こすイメージは、皆さん方の心の中に沈む思い出にお任せします。

日本では超人気のこの曲、さまざまなCDが発売されていますが、やはりここは王道「イ・ムジチ合奏団」それも、名盤の誉れ高い創設者フェリックス・アーヨの独奏で59年に録音されたものをお勧めします。

小編成とは思えないオーケストレーションとアーヨの美しくも超技巧の独奏、そして息のあった演奏は、かすかに聞こえる程度のBGMとして楽しむもよし、大音量の音の洪水に浸るもよし。くれぐれも、この曲のよさの半分以上をスポイルしてしまう訳のわからない演奏者の廉価版には、決して手を出されないように。

ヴァイオリン独奏の妙を楽しみたい方、2枚目の方へのお勧めは、カルミニョーラ。くれぐれもなめてかかって、ムターとかキョン=ファとか千住真理子とかを買われないように。バロックは男の音楽です。いや、BGMとか環境音楽と割り切れば、キョン=ファもありかな?

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」

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