La Maison sous les Arbres 邦題:パリは霧にぬれて

2010年5月26日 19:45 | Movies

パリに住むアメリカ人夫妻の小児誘拐事件を描いたサスペンス映画。アメリカの作家カヴァーノの産業スパイ小説を、フランスの巨匠ルネ・クレマンが映画化。主演は「俺たちに明日はない」「タワーリング・インフェルノ」のフェイ・ダナウェイ。

フランスの首都パリ。セーヌ川を行く貨物船に小さな男の子と乗っているのはアメリカ人のジル(F・ダナウェイ)。最近になって彼女は、時々記憶があいまいになったり、自失したり。この日も、気がつくと息子パトリックと二人、船に乗ってしまっていたのでした。

paris.jpg正気を取り戻し近くのカフェから自宅に電話をすると、夫フィリップ(フランク・ランジェラ)から激しく叱責されます。仕事詰めのフィリップとジルは、最近ささいなことでいさかいを繰り返す毎日。敏感な年頃の8歳になる娘キャシーも、ギクシャクいた両親の関係を悲しんでいました。

フィリップは母国アメリカで電子工学に関して明晰な頭脳で会社に貢献しますが突然退社。家族で逃れるようにフランスにやってきたのでした。

アパートの階下に住むアメリカ人のシンシア(バーバラ・パーキンス)は、そんなジルと二人の子供たちの面倒を見てくれますが、たびたび彼女に思い違いを指摘されたジルは、心療内科に通うようになります。

ある日、子供たちと車で出かけたジルは、故意に危険な運転をする大型トラックと接触して事故を起こしてしまいます。そしてその直後、夫フィリップに組織からの脅迫状が届きます。

スパイものといっても、007やMIのような展開ではありません。夫婦の関係を軸にした、ちょっとしたサスペンスといいますか、犯罪ものといいますか。

途中からは犯人も分かりますし、展開もなんとなく想像できるようになります。それまでゆっくりとした展開だったのが、そのあたりになるとシーンもぽんぽんと移り変わります。

しかし、プロットとしてはかなり弱いといいましょうか、骨子が警察の捜査をまったく想定していないような稚拙な計画なので、それで終わりの90分というショートストーリー。「太陽がいっぱい」や「雨の訪問者」のようなサスペンス的要素は全くなく、クレマン監督も持ち味を出し切れなかった印象。ジルベール・ベコーの音楽も、展開の起伏のなさになすすべもなくの感ありです。

原題は「樹の下の家」という意味かな?フェイ・ダナウェイの恋愛作品かと思わせるような邦題。「それにしても何なんだ!?」であります。

出演:フェイ・ダナウェイ,フランク・ランジェラ,バーバラ・パーキンス,カレン・ブランゲルノン,レイモン・ジェローム

監督:ルネ・クレマン 1971年

音楽:ジルベール・ベコー

BOSS的には・・・★★☆☆☆

パリは霧にぬれて [DVD]

おすすめ平均:4
4フェイ・ダナウェイが美しかった
470年代のルネ・クレマンがとったサスペンスの方向
4メランコリックなムード・サスペンス
5冒頭が最高

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