2010.05.17

F1 & Cars & Bike

伝統の一戦 モナコ

昨日は、F1第6戦、伝統のモナコGPがありました。混沌と割拠の2010シーズンの市街地レースは・・・。

レッドブルのウェーバーがポール・トゥ・フィニッシュ。2位にはスタートを決めて予選3番手からダッシュした同じくレッドブルのヴェッテル。3位にはルノーに移籍して目覚しい活躍をしているクビサが入りました。つまりルノー・エンジンが表彰台を独占したのです。

メルセデス、フェラーリ、そしてプライベーターに近いコスワースと比較して、最もパワーが低く、信頼性の点でも劣っていると言われるルノー・エンジン。必要なことは、パワーだけではないと言うことなんでしょうね。

そして昨年からレッドブルのデザインを担っている鬼才エイドリアン・ニューウェイの功績でもあるのでしょう。

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しかし、先頭を走るものは常にその他のすべてのライバルからの追撃や模倣と戦い続けなければならない。それは防戦ではなく、さらなる進化をし続けることでしか手にすることの出来ないポジションなのです。

クラッシュとトラブルにより4回もセフティ・カーの入った今年のモナコ。終わってみれば、シーズン序盤に高いレベルでバランスが取れているレッドブルとベテランのステディな走りが、ついにモナコ・ウィナーに導きました。

「モナコで勝って、セナと名前を並べられることをとても光栄に思う」と語ったウェーバー。

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新進気鋭のドライバーが勝ってゆく下克上の世界、F1。しかし今回は、本当に苦労人といえるウェーバーに、心から祝福をしたいと思います。

行き過ぎたファイティング・スピリットを問題視していたハミルトンは、ヴェッテルとは絡むこともなく5位。それよりも最終ラップのチェッカー前で無謀なイン差しでアロンソを抜いたシューマッハがペナルティ。かつて彼を常勝の座から追い落としたのが他ならぬアロンソでしたから、まあ気持ちは分からないでもないですが・・・。

えっ?ウィリアムスですか?ええ、2台ともスタートはしましたが、ゴールはしなかったようです。 ^_^;

次回は5月30日、中東のトルコGPです。

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