2010.08.04

F1 & Cars & Bike

「プライドとスポーツマンシップ」

BOSS的には2010年夏前半も終わりを迎えていた先週末には、F1も夏休み前の第12戦ハンガリーGPが行われました。

今回はなんとウェーバー&ヴェッテルのレッドブル勢が1、3位。アロンソ&マッサのフェラーリが2、4位でした。調子を上げてきたフェラーリでしたが、今回はストレートの少ないハンガロリンクに向けてFダクトを廃したためか?ここ一発の速さはやはりレッドブルが一枚上手だったようです。

序盤の14週目、コースにパーツが飛んだためペースカーが入った段階で、いつものように各車タイヤ交換のためにピットイン。しかし今回のピットは大荒れでした。

まずはロズベルグがピットアウト直後にリアタイヤがホイルごとはずれ、あわやクルーを直撃のトラブルでリタイア。ピットをぶっといタイヤが吹っ飛んでいきました。

その直後、ピットインしようとしたスーティルとピットアウトしようとしたクビザが衝突。メルセデスとルノーには5万ドルの罰金刑が下りました。

そして終盤、得点圏をめぐる争い。明らかに早いベテラン、バリチェロがスリップからシューマッハに並んだ瞬間、シューマッハはピットレーン側に幅寄せ。バリチェロのウィリアムスはあわやコンクリートウォールに激突という危険な状態!!!

ウィリアムズファンでシューマッハ嫌いの私は、怒り心頭に達しましたが、これは明らかに危険行為ということで、ニキ・ラウダも「理解できない」とコメント。結局シューマッハは次回GPで10グリッド降格のペナルティが課せられました。

かつて、名声を欲しいままにした「皇帝シューマッハ」。「あせり」という言葉では片付けることの出来ないスポーツマンシップの欠落に、時代はイエローカードを出したのです。

さて、次回は夏休み後の8月29日、ベルギーはスパ・フランコルシャン。私の最も好きなサーキット。「汚れた英雄」の北野晶夫が事故死したスパ。レッド・ブルかフェラーリか、はたまたマクラーレンの復調なるか・・・楽しみですねぇ~。

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