BOSS's Column

正体不明の殺人鬼による連続殺人事件を描いたホラー・サスペンス・シリーズの第一作。監督は「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン。97年ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭グランプリと観客賞を受賞。

カリフォルニアの田舎町ウッズボロー。ある夜、高校生のケイシー(ドリュー・バリモア)が恋人スティーヴ（ケヴィン・パトリック・ウォールズ）と共に仮面をかぶった正体不明の犯人にゲーム感覚で惨殺されます。

翌朝、ケイシーが通っていた学校は警察や報道陣で大変な騒ぎに。彼女のクラスメートだったシドニー（ネーヴ・キャンベル）は、母が惨殺された1年前の忌まわしい記憶がよみがえります。

父が出張した一人の夜、シドニーの家に殺人鬼からの電話がかかります。

ホラー映画ですがサスペンス要素もあり、また端々にコメディの要素も込められていて、結構楽しみながらゾクゾクできます。

このあたりはホラーの名監督ウェス・クレイヴンのなせる技。結末が最後まで読めないシナリオは、一気にラストへとなだれ込みます。

ドリュー・バリモアちゃんが出てるやん！と安心して（彼女の主演作を知る人間は、まさか彼女が殺されるとは思ってもいない）見はじめると、あっという間に惨殺され、「やられた、クレイヴン！」という感じ。

「エルム街」同様、ホラーという素材に知性と笑いを恐怖でまぶした本作。3部作となったのもうなずけます。

出演：デイヴィッド・アークウェット,ドリュー・バリモア,ネーヴ・キャンベル,コートニー・コックス,ジェイミー・ケネディ,マシュー・リラード,ローズ・マクガワン,スキート・ウーリッチ,ケヴィン・パトリック・ウォールズ,ダブル・アール・ブラウン

監督：ウェス・クレイヴン　1996年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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おすすめ平均：
９０年代を代表する超傑作娯楽ホラー！
さすがウェス・クレイヴン
ホラーとはいっても怪物ではありません！

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