2010.12.18

Movies

Independence Day 邦題:インデペンデンス・デイ

地球に来襲したエイリアンとの攻防を描いたSF作品。

独立記念日を3日後に控えた7月2日。大統領ホイットモア(ビル・ブルマン)とペンタゴン参謀本部長のグレイ将軍(ロバート・ロッジア)は、複数の巨大な未確認飛行物体の地球接近の報告を受けます。そして、数時間後には、10隻を超える宇宙船が大気圏に突入します。

indipendensday.jpgその頃、ニューヨークに住む天才コンピューター技師のデイヴィッド(ジェフ・ゴールドブラム)は、宇宙船から発せられる電波にパターンを発見し、それがある種のカウントダウンであることに気づきます。

一方、シルバーレイクで休暇中の空軍パイロット、ヒラー大尉(ウィル・スミス)は、巨大な飛行物体の来襲に、恋人のダンサー、ジャスミン(ヴィヴィカ・フォックス)と5歳の息子ディランを残してエドワード空軍基地へと向かいます。

ディヴィッドは、父ジュリアス(ジャド・ハーシュ) と共にホワイトハウスに向かい、元妻で大統領補佐官のコンスタンス(マーガレット・コリン)を通じ、大統領にカウントダウンまであと45分しかないことを知らせます。

しかし時すでに遅し。宇宙船から放たれた光線により、ワシントンDCやニューヨーク、LAは火の海となり、街は壊滅します。

公開前から大人気を呼び、世界中で大ヒットした本作。UFO物には珍しく、宇宙人との全面対決である展開は、まるでスターウォーズの現実版を報復させます。

またこの映画には、ハリウッド映画には欠かせない、強い父親と家族の愛もしっかりと描かれており、リアルなSFXと大量のエキストラを導入したパニックシーンとのスペクタクルな対比も、あっという間の2時間に寄与しています。

まあ、細かいことを言えば無理無理な展開もなくはないですが、のっけから宇宙人を「悪」と定義してしまい、しかも手も足も出ないとあきらめるしかない雰囲気を早くに漂わせて、それから人々はその苦境にどう立ち向かってゆくのか。

それは「愛と正義」そして何事にも屈しない「強いリーダーシップ」という、いわゆる「アメリカの正義」の一側面を描ききっています。

こういう作品を見ると、お隣の共産国よりもむしろ、アメリカという人種の坩堝である国をまとめることの大変さを感じますし、湾岸戦争後の自国内に対する「国威発揚」の映画にも思えてきます。

そしてそれは、5年後の2001年に実際にマンハッタン上空に現れることになるわけですが・・・。

まあ、そういうややこしい政治的な問題はおいといて、エンターテインメントとして存分にお楽しみいただける作品です。

ビル・ブルマンと言えば、どうも「偶然の旅行者」の印象が強くて、大統領と言われてもピンとこないのが個人的にはつらい。それにしてもウィル・スミスは何と素敵なボディなのでしょう・・・。ハリー・コック・Jr.も、なぜかこっそり出てます。

出演:ジェフ・ゴールドブラム,ビル・プルマン,ウィル・スミスメアリー・マクドネル,ジャド・ハーシュ,ロバート・ロギア,ランディ・クエイド,マーガレット・コリン

監督:ローランド・エメリッヒ 1996年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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