2011.01.23

COLUMN

「江~姫たちの戦国~」

新しい大河ドラマシリーズが始まりました。といっても、かならず毎年見るとは限りませんし、女性が主人公のシリーズは基本的に見ないのですが、ここ数回は信長見たさに見ております。

豊川悦司演じる織田信長。これまでさまざまなドラマで信長を演じた数多くの役者の中で、彼が最もそれらしいと思うのは私だけ?

nobunaga.jpg結局、信長は明智光秀の謀反によって天下統一をなさぬままに没するわけですが、戦国乱世にあってあそこまで力を集中し、後の豊臣、そして徳川300年を礎を築いたのは彼がいたからでしょう。

つまり、秀吉も家康も、信長が均衡を保っていた諸国のバランスを攪乱し磁石のようにある場所に集中させることで、天下統一のフレームを構築したということです。

そのためには、あのエキセントリックさと言うか奇抜さというか、ただのお人よしではこうは行かなかったでしょう。

彼を見ていると、信玄や兼信の時代はまだまだ領土一国の意識しかなかったことがよくわかります。

信長にはなりたくないし、あのように部下によって倒されたくもない。けれど、ひとりの男として、かれのあの生き様に強く惹かれることは確かです。まるで、江のように・・・

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