2011.06.10

CLASSICS

モツのK626

なんだか暗号のようですが、クラシックファンならよくご存知のはず。

夕べは癒しを求めてK488など聴いていたのですが、Twitterのリツィートで「K626は?」というご指南をいただき、今夜はこれにしてみました。

このブログでも過去に何度か触れましたが、私は仏教徒(真言宗)です。かつては私にとってもよくある葬式仏教だったのですが、今は週に何度かのお勤めもし、「心の平静」を求めるところとなっています。

以前、訳あって宗教を求めた時期に、クリスチャンになろうかと教会に足繁く通い、聖書を読み、キリスト教について古くは死海文書まで至って勉強したことがあります。

結局今は、檀家である生家にしたがうことになりましたが、キリスト教に触れることで西洋の文化や芸術、西洋人の思考なども理解する一助となりました。多分・・・(^_^;)

そういう私だから、K626の「キリエ」が流れ始めると、思わず目を閉じ天を仰いでしまいます。でも、この曲にはそういう宗教を超える普遍性があると思うのは、猿真似上手な日本人の勝手な解釈でしょうか?

人が死を向かえ、魂が長く居ついたその肉体を離れることの辛さ、その痛みを残された人たちが願い鎮める。これこそが、逝く者への鎮魂であり、菩薩や仏への祈願ではないでしょうか?

だから、私がその時を迎えたら「アルビーノのト短調」などではなく、式場が割れんばかりの音量でこの曲を流して欲しい。はい、ベーム指揮VPO 71年録音で結構です。(^_^;)

K626のついては、こちらもどうぞ!

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