BOSS's Column

カリブ海に沈んだ18世紀の秘宝をめぐるアドベンチャー・コメディ。794本目の映画投稿です。

フロリダ州の沖合い、カリブ海に浮かぶ島キーウェスト島近くの海で宝探しをする二人の男がいました。トレジャー・ハンターのベン・フィネガン（マシュー・マコノヒー）と相棒のアルフォンス（ユエン・ブレンナー ）は、18世紀初頭に沈没したスペイン船に積まれていた王から王妃への贈り物を探していました。

しかしちょっとした事故で船は沈没。資金を出していたギャングでラップ・シンガーのビッグ・バニー（ケヴィン・ハート）に捉えられますが、命からがら脱出に成功します。しかしベンを待っていたのは妻のテス（ケイト・ハドソン）との離婚裁判でした。

船をなくし妻には愛想をつかされたベンは、大富豪ナイジェル・ハニーカット（ドナルド・サザーランド）の娘ジェマ（アレクシス・ジーナ）の帽子を海の上で拾ったことで彼らと知り合いになります。偶然テスは、ナイジェルの大型クルーザーで料理係として働いていたのでした。

秘宝の話を聞いたナイジェルは彼らのスポンサーになり、翌日から宝探しが再会されます。が、そこにはかつてのスポンサー、ビッグ・バニーに雇われたベンのかつての師匠モー・フィッチ（レイ・ウィンストン）がすでに秘宝探しを始めていました。

主演のマシュー・マコノヒーとケイト・ハドソンは、「10日間で男を上手にフル方法」で、ポスト・トム・ハンクス＆メグ・ライアンの可能性を垣間見せてくれたカップル。

しかし監督も違うし、物語もアドベンチャー構成となってしまうと、正直ちょっと痛い感じがするのは私だけ？

コメディとして観ても、ドナルド・サザーランドにトレインスポッティングのユエン・ブレンナーを競演させはしたけれど、抱腹絶倒とはいかず、ちょっと苦笑いの寒いドタバタの連続。

結局、カリブ海（？）の美しい海や島々と言うロケーションと、宝探しに秘められた謎解きが、返って二人、特にかわいいケイト・ハドソンの魅力を殺してしまった作品となりました。

それでも命がけの宝探しを通して、破局を迎えたカップルの未来を見せるあたりは、女性の方はそれなりに楽しむことが出来るのかも？

限りなく★２つに近い★３つとしておきます。

出演：マシュー・マコノヒー,ケイト・ハドソン,ドナルド・サザーランド,ユエン・ブレンナー,アレクシス・ジーナ,ケビン・ハート,レイ・ウィンストン

監督：アンディ・テナント　2008年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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