2011.12.01

Movies

The Jackal 邦題:ジャッカル

謎の暗殺者ジャッカルと、彼を追う元IRAのテロリストとの攻防を描いたサスペンス・アクション。810本目の映画投稿です。

弟をロシア内務省(MVD)とアメリカ連邦捜査局(FBI)の合同捜査チームに殺害されたチェチェン・マフィアのボスであるテレク(デイヴィッド・ハイマン)は、その報復として合衆国の要人の殺害を計画し、正体不明の暗殺者ジャッカル(ブルース・ウィリス)に仕事を依頼します。

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要人暗殺の情報をつかんだFBI副長官プレストン(シドニー・ポワチエ)とMVDのコスロヴァ少佐(ダイアン・ヴェノーラ)は、ジャッカルの情報を得るべく収監中の元IRAのテロリスト、デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)の力を借りることになります。

かつてバスク解放戦線の闘士イザベラ・ザンコーナ(マチルダ・メイ)の恋人だったデクランは、ジャッカルの罠にはまって彼女が身ごもっていた子供の命を奪われ、個人的な憎しみを抱いていました。

一方のジャッカルは、遠隔操作が可能な機関砲をカナダ経由で調達しアメリカに入国、デクランたちもジャッカルに迫ることに成功しますが、FBIの内部情報さえも手にすることができるジャッカルによって、コスロヴァ少佐も命を落とします。

残された謎のメッセージからジャッカルの狙いを知ったデクランとプレストンは、いよいよジャッカルの仕組んだ暗殺のステージに降り立ちます。

フレデリック・フォーサイスの小説を映画化した「ジャッカルの日」にインスパイアされたといいますが、中身はまったく別物。

ブルース・ウィルスとリチャード・ギアという2大ビッグネームの共演が話題を呼んだ作品です。

暗殺者としてのブルース・ウィリスは「隣のヒットマン」シリーズなどがありますが、本作は彼独特のおちゃらけのないストイックな殺人者。

一方のリチャード・ギアは、IRAらしくはあるものの彼でなければの理由は見当たらず。ただし二人のカップリングの明暗はなかなかのコンビネーションです。

ただやはり、いくらなんでもFBIとMVDの共同捜査というのはどうもしっくりこないものがありまして、別にFBIとCIAでもよかったのではないかと思うのですが、ロシア人を入れることでちょっと目先の真新しさは感じます。

手前勝手という意味でも、とにかくハリウッドらしい作品です。

出演:ブルース・ウィリス,リチャード・ギア,シドニー・ポワチエ,ダイアン・ヴェノーラ,マチルダ・メイ,J・K・シモンズ,スティーヴン・スピネラ

監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ 1997年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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