BOSS's Column

新しい一年の始まりは、中国唐代の詩人、劉 希夷の有名な詩の一節から始めます。

彼のもっとも有名な詩「代悲白頭翁」の中に出てきます。

古人無復洛城東

今人還対落花風

年年歳歳花相似

歳歳年年人不同

 

昔、洛陽の郊外に咲く梅の花を楽しんだ人達は既に今は無く、

今を生きる人たちが花を吹き散らす風に吹かれている。

毎年花は同じように咲くけれど、

それを見る人たちは毎年移り変わってゆく。

 

日本人の儚さへの憧れは、例えば桜を愛おしむ心に表れています。

私たちの一生は苦労を思うと永いように思えるけれど、

実は儚き人生。

だからこそ、それぞれに輝いて見事に散りゆきたい。

そのためには、「花咲く今」を、

何よりも大切にしなければいけませんね。　(^_-)-☆