An Inconvenient Truth 邦題:不都合な真実

2012年5月 6日 23:07 | Movies

元アメリカ副大統領のアル・ゴアによる地球温暖化に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画。アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞・歌曲賞受賞作品。677本目の映画投稿です。

地球温暖化、そしてそれによって引き起こされる諸問題。アメリカ大統領選でジョージ・ブッシュに敗れたことを契機に、アル・ゴアは地球環境問題に積極的に取り組むようになります。

An_Inconvenient_Truth.jpg全米の各都市から世界各国へ。彼のデータに裏付けられた真摯な姿勢とユーモラスな語り口は、多くの共感を呼んでゆきます。

北極が40年で40%も減少したこと、数百万の渡り鳥が絶滅の危機に瀕していること、自然の摂理を離れた地球の気候環境が後戻りできない温暖化の坂を転げ始めておりことを、数々のデータを使いながら私たちに訴えてきます。

彼は地球温暖化は社会問題ではなく、地球に住む私たち一人一人の「倫理の問題」だと訴えます。

そしてこの問題の最大の加害者でありながら、京都議定書を批准しようとしないアメリカと政府議会に対してこの問題を訴えかけます。

「不都合な真実」というタイトルは、そういうアメリカのエネルギー関連や重工業関連企業やそちらサイドの政治家にとって「不都合」な真実という意味です。

「地球温暖化問題」は、わが国においてはもう常識のように受け入れられています。ただ、目先の利益と合い矛盾することも多く、いつどのようにどれほど取り組むのかということが問題でもあります。

逆にアメリカでは、ブッシュ政権が「地球温暖化など単なる学問上の仮説で、現実にはそんなことは全く起きていない」という公式見解を出して温暖化を否定し続け、国内のメディアもほとんどがそれに追従していました。

そして本作を観る事で、初めてここに問題が存在することを知ったアメリカ人も多かったと聞きます。本作が契機となり環境問題の啓発に貢献したとして、彼はノーベル平和賞を受賞します。

しかし気象学や地政学など、まだまださまざまな未知の部分のあるこの世界。彼の示すデータや「事実」と証するものが、実は事実誤認であったり誇大表現しているとの批判も一方であります。

彼が主張する原因と結果の一元的な因果関係が果たして正しいかどうかは別にして、原因となるCO2の増加や森林資源の保護などに対して、今を生きる私たちはそれぞれが出来ることから始めなければならないと思います。

「地球の未来よりも、今の健康や生活」そういう意見もごもっとも。ただ、私たちが一人その人生を生きることが地球に与えている負荷は、昔の人間の何十人にもなっていること、そして地球という星は、決して私たち人類のためだけのものでなく、また私たちは偉大な自然の摂理をも狂わすほどの文明の上に暮らしていることを、決して忘れてはいけません。

地球というキーワードだけでなく、私たちは過去を背負い、そして未来のために今を生きなければいけないのです。

ちなみに、「海水を真水に変える技術」で企業のPRをしている某社さん、あなたが地球を汚して会社を大きくしたことを、私は知っていますよ!

出演:アル・ゴア

監督:デイヴィス・グッゲンハイム 2006年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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