BOSS's Column

フットボール賭博に絡む陰謀に巻き込まれた私立探偵の活躍を描いたアクション映画。790本目の映画投稿です。

かつてシークレット・サービスとして大統領の命を救ったこともあるジョー・ハレンベック（ブルース・ウィリス）は、個人的な正義感が災いし、今はしがない探偵稼業をしていました。

ある日、ジョーは親友の探偵からダンサーのコリー（ハル・ベリー）の身辺警護を頼まれますが、妻を寝取った友人は何者かによって爆死し、コリーも路上で射殺されます。

コリーの恋人ジミー・ディックス（デイモン・ウェイアンズ）は、かつてプロフットボールで活躍したスタープレイヤーでしたが薬に溺れてフットボール界を追放されていました。

それぞれの思いを胸に、二人は協力して事件の真相を探り始めます。

「ダイハード」でブレイクしたブルース・ウィリスが、あのキャラそのままに「ダイハード２」「ハドソン・ホーク」とヒット作を重ねた後の作品。

今回は、相棒デイモン・ウェイアンズとのバディ・ムービーとなりましたが、このコンビもなかなかいい感じです。

基本的にはありがちな展開ですので、展開の自然さとか会話の妙が作品の評価となりますが、このあたりはさすがのトニー・スコットでしょうか？

彼が監督ということで、内面にまで踏み込むことはありませんので、逆に割り切ってアクションを楽しめます。

本作がデビューの黒人美女ハル・ベリー、ちょい役で演技の評価も出来ませんが、2000年にはXメンに出演、翌年のチョコレートではアカデミー賞受賞、2002年には007シリーズにも抜擢されます。

タイトルの「ボーイスカウト」は「正義感」の代名詞。ただし作品はあくまでも個人的な正義感のお話で、決して社会派の香りはありませんので、シンプルにお楽しみください。

出演：ブルース・ウィリス,デイモン・ウェイヤンス,ノーブル・ウィリンガム,チェルシー・ロス,ハル・ベリー

監督：トニー・スコット　1991年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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