BOSS's Column

全米で大ヒットしたアクション・アドベンチャー。ニコラス・ケイジが主演した、レイダースの現代版。848本目の映画投稿です。

歴史学者で冒険家でもあるベン・ゲイツ（ニコラス・ケイジ）は、テンプル騎士団の秘宝の秘密を知る一族の末裔でした。

彼は、財宝が独立戦争の対戦国であるイギリスの手に渡らないようにと、アメリカ建国時に封印されたと聞いて育ちます。

富豪のイアン・ハウ（ショーン・ビーン）の財政的支援を受けた彼は、北極大陸で難破船を発見し船内から海宝石で出来たパイプを発見し、アメリカの「独立宣言書」にその秘密があることを突き止めます。

宣言書の窃盗を提案するイアンとそれを拒んだベンは対立し、ベンと助手のライリー（ジャスティン・バーサ）は命からがら逃げ出します。が、宣言書をイアンから守るためには自ら盗み出すしかないと判断します。

制作費の３倍の興行収入を上げた本作。ヒロインは登場しますが、幅広い層を狙ったためかお色気はなし。個人的にニコラス・ケイジのあれもこれもの配役はちょっとという主観も合わせ、個人的にはもうひとつ盛り上がりにかけるというのが正直な感想です。主人公のキャラ的には、まあ合ってるとは思いますが・・・

それよりもフリーメイソン、そしてテンプル騎士団という言葉を身近に感じることになった影響は大きかったかも？

盗み出す手口も、現代仕様でありながらMIとかの近未来感はゼロ。むしろインディ・ジョーンズばりの力づくによる強奪というもので、そこが肝ではないにしても、造りこみとしてはいまいちな印象です。

まあ制作側の狙い通り、老若男女ご家族でお楽しみいただければと思います。

それにしても、あれっ？今回はいい人？と思ったら、やっぱりというかお約束どおりのショーン・ビーンにはある意味笑えます。

出演：ニコラス・ケイジ,ハーヴェイ・カイテル,ジョン・ヴォイト,ダイアン・クルーガー,ショーン・ビーン,ジャスティン・バーサ,デヴィッド・ダヤン・フィッシャー

監督：ジョン・タートルトーブ　2004年

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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