邦題:アントキノイノチ

2015年2月 6日 20:35 | Movies

遺品整理の仕事を通して自らの過去と向き合う青年の姿を描いた青春ドラマ。さだまさし原作の同名小説の映画化作品。854本目の映画投稿です。

高校時代に親友を亡くしたことで心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田将生)は、父の信介(吹越満)の紹介で遺品整理業の会社で働くことになります。

anotokinoinoti.jpg先輩社員の佐相(原田泰造)、久保田ゆき(榮倉奈々)とともに現場に向かった杏平は、遺体の痕跡が残る部屋での初仕事も何とかこなしますが、遺品整理のやり方を教わっている最中、ゆきの手首にリストカットの跡を見つけます。

3年前の高校時代。生まれつき軽い吃音のある杏平は、同じ山岳部の松井(松坂桃李)たちからからかわれていましたが、そんな中松井による陰湿ないじめと周囲の無関心に耐えられなくなった山木(染谷将太)が飛び降り自殺をします。

その後、松井の悪意は杏平へと向かい、ある登山合宿の際についに杏平は松井に殺意を抱きます。

心を病んだ若者、寂しがり屋のくせに他人に干渉したがらない若者たち。一方で、愛とか心のつながりを含めて、人間関係がどんどん希薄になってゆく世の中。そういう、ごく普通となった社会とそれが当たり前のように生きる現代人を描いた作品。

主人公の岡田将生と榮倉奈々は、それぞれ心に傷を持っています。すべてを上澄みだけで取り繕って生きている周りの人たち。そして二人は、家族に変わって亡くなった人の遺品を整理するという仕事。

それらに共通するのは、真実を恐れ、事実と向き合わないままにただそれを見ないようにして生きているということでしょう。

原作のテーマは「人は命をつないで生きている」みたいなところ見たいですが、「命の本当」に触れ、継承を実感するには、やはり「事実」と向き合うことの大切さを感じずにはいられませんでした。

主役二人の演技もカットも、インディーズっぽさはありますが、なかなかリアリティのあるいい映画でした。

本作は、2011年のモントリオール世界映画祭でイノベーション・アワードを受賞します。

キャッチコピーは、「それでも、遺されたのは未来。」レイティングはPG-12でした。

出演:岡田将生,榮倉奈々,松坂桃李,鶴見辰吾,檀れい,染谷将太,柄本明,堀部圭亮,吹越満,津田寛治,宮崎美子,原田泰造,洞口依子

監督:瀬々敬久 2011年

原作:さだまさし

BOSS的には・・・★★★☆☆

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